2002/9/30
My Last Bow

日記としての定期的な更新は、きょうが最後です。1999年6月から細々と書いてきた日記も3年3カ月が経ち、ずいぶんたまりました。更新を重ねるにしたがって入出力比が悪くなってきたので、新たなネタを仕入れるためにお休みをもらいます。ほんとうは満3年にあたる6月25日で幕を引こうと思っていたのですが、ずるずる延びてしまいました。

アクセスログはとっていませんので、どんな方がご覧になっていたか存じません。見ていただいた方、ありがとうございました。なお、ファイルを消去する予定はありません。次に書くときには、日記形式ではなく内容別に整理されたものにしたいと思っています。

2002/9/29
無線のマウス

桑田投手もFMVユーザーでびっくりしつつ、両親のBIBLOで使うマウスを買う。近ごろの流行は(a)無線、(b)光学で、私自身はこのどちらにも関心がない。しかし私の趣味を押しつけるのもどうかと思われたので、ロジクールの無線ボールマウスを買ってみる。

マウスは有線のボールマウスが最高だと私は思っているけれど、無線マウスもそう悪くない。ただ、ベースステーション(というのか)をUSBポートに刺す必要があることから、ノートPCにはあまり利便性がないかもしれぬ。

マウスより感心したのは、エレコムの薄いマウスパッドだった。使わないときにはノートPCに貼っておけるので、紛失しなくていい。

2002/9/28
MDを使ってみる

ポータブルMDレコーダー「MD-MT770」を借りた。『ホームズ』を聞くためだ。MDに触るのは今回がはじめてだったので、慣れるまでに時間を要した。参考ページとして、MDに好意的な「MDテクニカル研究所」と、批判的な「非MD同盟のページ」を挙げておく。

驚いたのは、第一に電池のもちだった。付属の充電池(これはガム型のNi-MHバッテリ)で13.5時間もつとある。この電池も、想像していた厚いものではなく、ウォークマンと同じものだった。第二にはラベル情報の複雑さだ。説明書を熟読するのも面倒なので、これらの機能は使っていない。

現在、DVDの『ホームズ』をMDで聞くために、以下の手順を踏んでいる。(1)DVDから音楽部分(AC3ファイル)を抜き出す。(2)AC3ファイルをAIFFファイルに変換する。(3)AIFFファイルを分割する。(2話分が1ファイルになっているため。)(4)できたAIFFファイルをCD-Rに焼く。(5)CDラジカセで再生してMDに録音する。今回作成したのは、「ボヘミアの醜聞」。

手間はけっこうかかる。CD-Rを高速に生成する味をしめているため、MD録音の時間に待たされてイライラする。また、メディアがCD-Rよりも高い(シャッターがあるので当然ではあるが)ため、買うのをためらってしまう。音質にこだわるならポータブルCDプレーヤーのほうがよい(しかも安い)し、容量を気にするならiPodなどのメモリープレーヤーのほうがいい。MDは中途半端に映る。いま借りている機械は使い倒すつもりでいるが、新しくMDコンポを買うかどうかは決めかねる。

肝心の英語学習の点からいうと、『ホームズ』はあまり向かない可能性がある。会話部分がそれほど多くないからだ。『スタートレック』のほうがよさそう。ただ、『ホームズ』DVDの本国版を見て、NHK版ではカットされている部分がけっこうあるのを知った。本国版は1話52分20秒、NHK版は43分50秒である。

2002/9/27
収集癖

東さんの本は読んだことがないので、氏が何を書いていらっしゃるかどうかわからない。ただ、データベース型のオタクだったか消費だったか、そのような単語を目にして自分自身に納得した覚えがある。

なぜ収集癖のある人間は男ばかりなのだろう、と以前から思っていた。女性でも装身具やら下着やらを集めていらっしゃる方はあるが、彼女らは実際に身につけて使っている。ただ集めるだけ、ということの合理性が理解できない。

かくいう私も小学2年生のころの切手にはじまり、いくつかの物を集めてきた。最近は、CDやDVDのボックスやコミック全巻、著作集などの全集ものなどを買っている。これがデータベース型の消費なのだ。全集ものを買うのは、対象がそれ以上に広がらないことが確実だからだ。

2002/9/26
田舎者として

東京に移って人と話しているとき、ここの人たちはわりと田舎者だと何度か思った。田舎者というのは別に地方出身者を指して述べているのではない。地方出身者にも都会人はいる。ここでの分類は、第三者からの情報に対する振る舞いのセンスとか、権勢に対する意識といった観点からなされる。嘘に対する耐性が低く(つまり狡猾さに欠け)、事大主義の持ち主を田舎者という。

朝鮮半島の歴史(朝鮮王朝の「正史」など)を見ていると、あちらの方々もけっこう田舎者だなと思う。それで、日本と似ているなあと妙な親近感を覚える。どちらも文明の周辺国だから、似たり寄ったりなのだろう。中国はさすがに文明の中心だけあって、狡猾さにおいて群を抜いているように見える。中国人留学生を見て、人間力で勝てないなあと思わされることがある。

関西地方は、日本の中でも都会人の占める割合がわりと多い地域であると思われる。が、それでも違いはあって、大阪人の私から見ると京都人のほうが腹黒い、いや裏表がある、というか嘘つき、ではなくてその……都会的である。私などは大阪人の中でもかなり田舎者の部類だから(だから東京にきたのだ)、ホラを吹いたあとには顔がニヤケてしまって「いまのは嘘、嘘」と漏らしてしまう。

2002/9/25
MP3再生ソフトウェア

Mac OS 8.6で使える無償のMP3再生ソフトを探す。これまで使った中で一番だと思ったのはiTunes J-2.0.4だ。このソフトウェアの金属質かつOS Xっぽい見てくれはよくないのだが、画面構成がよくできている。特に評価したいのは、プレイリストを別窓にしていない点だ。残念ながら、iTunesはMac OS 9でしか使えない。

8種類のソフトウェアを試したのち、よいと思えたのは2種類。ひとつは「Cabrio 1.4.5」、もうひとつは「Vamp 1.0.4」である。(下の画面写真で、上がCabrio、下がVamp。)

Cabrio、Vampの画面写真

Cabrioは、プレイリスト、スキン機能を備えるなど今風なMP3再生ソフトだ。上は初期設定の外観で、Mozillaのそれに似ている。Mac OS X風のものもある。難点は、Finder上でファイルをダブルクリックして自動的に再生することができない点だ。常にプレイリストに追加されてしまう。

Vampは、その外見どおり最小限の機能しかもたない再生ソフトだ。プレイリストもなく、ダブルクリックまたはドラッグされたファイルの再生を行なうだけである。ここまで割り切っていると、気持ちがいい。1997年から更新されていないようだが、不安定さは見あたらない。使用メモリー600KB(推奨)というのは、驚くべき軽さだ。(Cabrioは4500KB、iTunes 2は8192KB。)

2002/9/24
DVD貸し出し

アメリカでは、DVDの郵送による貸し出しが好評を博しているらしい。2カ月前の記事だが。

下記のDVDで英語学習計画は、ネタ選びの段階に達した。長尺の映画だとCDの長さに収まらないから、海外ドラマくらいの長さがいい。DVD化が進んでいる『新スタートレック』は45分とよいのだが、安いものではないからまだ手が出ない。

かつてNHKで放送されていた『シャーロック・ホームズの冒険』『名探偵ポワロ』は、バラ売りある。新宿・小田急ハルクの中にあるビックカメラに置いてあったので、第1巻・第6巻を購入する。

2002/9/23
DVDコンボドライブ

DVDビデオは専用再生機を使ってテレビで見るのがいちばん楽で、パソコンでDVDを見たいとは思っていなかった。しかし、英語の勉強のために、DVDの音声だけを抜き出してCD-Rに落とし、どこででも聞けるようにしたいと思うようになる。

まずは情報収集から。うちのPowerMac G4/400 PCIでデコーダーなしにDVDビデオを見るには、Apple DVD Player 2.xにパッチをあてればよい。もっと簡単には、Mac OS X上でApple DVD Player 3.xを使えば、何の障害もなく見られるという。ドライブの選択さえ誤らなければ、DVDビデオの再生は問題なさそうだ。

ドライブには、PowerMac QuickSilverに搭載されているDVD/CD-RWコンボドライブのCW-8571を選んだ。「内蔵CD/DVD/CD-Rドライブ動作情報」や「PowerMacに似合うコンボドライブ」を読んでよさそうに思えたのと、BestGateでの検索で安価なものを見つけたので。DVD-ROMドライブにしなかったのは、iTunesの「CDを作成」機能が使ってみたかったからだ。後継機のCW-8572は、Mac OS 9.x上では焼けないらしい

とどいた機械を取りつける。ディスク装置のいいところは、MacでもPCでも使える点だ。Macを見限るときがきても、中身をとりだしてPCに接続できる。これがビデオカードとなると、うちの計算機がPCIバスであることも手伝って転用が難しくなる。いつかはDVI接続のモニターをと考えていて、そのためにはRadeonのMac版が必要なのだが……。

CW-8571は純正品に搭載されていただけあって、Mac OS 9.2.2でふつうに使えた。C起動、Disk BurnerもOK。DVDも見られ、音声ファイルの抜き出しも行なえた。ちょっと不思議なのは、Macの起動時に最初からDVDメディアを挿入していると、マウントはされる(デスクトップにアイコンは出てくる)のに読み込みができない点だ。いちど取り出して再び挿入すると読み込みが行なえるようになる。

VineLinux 2.5/PPCではCD-ROMドライブとしてしか試験していないが、このかぎりにおいては問題なく使用できた。PowerMacでは音が鳴らないものだと信じ込んでいたのだが、ヘッドホンジャック経由だとLinuxでも音が鳴る。内蔵スピーカーでも出るようにしたい。ついでに、Mac-on-Linuxを0.9.65にする。このバージョンからは、Mac OS Xも起動できるようになった。

2002/9/22
風を通すドア

部屋に呼ばれたとき、その部屋に窓が2つあると「いいな」と思う。窓が1つと2つとでは、風の通りがずいぶん異なるだろう。大阪の実家はけして涼しいところではないが、東西の窓を開け放つと風が吹き込み、冷房の要を感じない。ただし、あまりに風が強くて物が吹き飛んでしまい、閉めざるをえないこともある。ビル風であろうと思われる。

六畳一間の我が家には南に窓が1つあるだけだ。もし北のドアを開け放しておけば、風が入ってきて快適だろうと考えることがある。ふと思って「玄関網戸」を検索した。けっこう値が張る。

いま「北のドア」と書いて思い出したのだが、京都市内の人は「○×を東に折れて」というふうに、左右を使わず東西南北で表現していた。それを聞いたとき、なぜ方角がわかるのか不思議に思ったものだ。

2002/9/21
テレビデオ

結局リモコンが見つからないので、近所の量販店に注文しに行く。1階のテレビコーナーを歩いていると、東芝のDVD搭載テレビデオがあった。私が見たのは15型のほうで、一体型Macが格好悪くなったような外観に驚く。Webページを見るに、21型のほうはよさそうだが。


2002/9/20
リモコンをなくす

チューナーアンプ「AST-7」(ヤマハ)のリモコンをなくした。どこかにはあるのだろうと思われるが、テレホンカードくらいの大きさなので、見つけるのが困難だ。使い出してから10年以上たつと思われるが、DVD再生機を接続するなど、我が家では大活躍している。リモコンがないのは困ったことだ。

かなり古いので、部品がヤマハになくてもしかたがない。しかし、念のためヤマハに問い合わせておいた。きょう返事があり、まだ在庫があるとのこと。もういちど部屋を探してみて、見つからなければ注文しよう。

2002/9/19
星のはなし

中学校理科の教育課程のうち、順序が入れ替わった単元がある。それは地学分野で、これまで中3で学んで地質を中1で学ぶようになり、逆に天文を中3で学ぶようになった。ちなみに中2では気象を学ぶ。

このことは、わりとよいのではないかと思える。天球は仮想的な概念で実感が伴わないため、子供が理解するのは難しい。太陽の1日の動きていどならいいのだが、星座の日周運動や年周運動の理解は容易ではない。それに対して、地質単元(地震・火山・大地の変化)で仮定される要件は比例の理解くらいなものだから、中1に向いている。

ちょっと困るかもしれないのは、中学校での学習時期が秋になる可能性だ。秋の星座はそれほど多くない。冬のほうがふさわしいのだが、中3で冬となると受験シーズンなので、ちょっときつい。星を見る精神的余裕はなさそうである。いざ見ようとしても、都会では空が明るくてあまり見えない。東京の子供たちはかわいそうだなあ。

現実には、星に興味のある人はそれほど多くなさそうだ。日本では古来から星への興味はあまりもたれなかった。宣明暦が江戸初期まで使われていたし、日本古来の占星術もない。他の多くの概念と同じく、天文関係の用語の多くは中国に由来している。「赤道」なんて初めて聞いたときには不思議に思ったものだが、これは『書経』に出てくる。(太陽の通り道が黄道で、月の通り道が白道。)中国では星に関する記述は少なくなく、『漢書』や『晋書』などの史書には「天文志」がある。

かくいう私も、星にはほとんど関心がない。

2002/9/18
ドン・キホーテ

激安店として有名なドン・キホーテの新宿東口本店にはじめて足を運んだ。私が見たのは食品と家電だけだが、この範囲でいえば「激」安というほどではない。現行機種で唯一4〜12ch(TV)が聞けるCDラジカセ「CFD-E75TV」(ソニー)は13,800円で売られていたが、一般の家電量販店では11,800円〜12,800円が相場だろう。店内は雑然として品物が見つけにくいため、積極的に行く気にはならない。

ただし、アイデア商品の中にはおもしろいものがある。ひとつは、風呂場にも置けるというCDプレーヤーだ。これはちょっとほしい。商用電源から電気をとるのは危ないから電池駆動なのだろうが、電池のもちが不安である。もうひとつ、蒸気で汚れを落とすという小型のクリーナーにも、ちょっと引かれた。

ドン・キホーテを訪れた目的は、靴べらを買うことだった。しかし残念ながら、見つけることができなかった。

2002/9/17
蝶よ花よ

自宅前で、ひさしぶりにモンキチョウを見た。妙に嬉しかった。今年はアゲハチョウやカラスアゲハを見かけたわりに、モンシロチョウはあまり見なかった。モンキチョウにいたっては、一度も見ていなかった。

2002/9/16
KINKO'sのこと

ポジを受けとって、フィルムスキャナーで画像にする予定だった。しかし、受けとったポジを見ると35mmの平凡なものではなく、もっと大きいものだった。(ブローニーというのか?)事務所のフィルムスキャナーでは扱えないし、フラットペッド型スキャナーには透過原稿装置がない。立ち往生してしまった。

そこへ教えていただいたのが、KINKO'sの渋谷店である。元来はコピー屋・製本屋さんなのだが、計算機の店頭貸し出しサービスもやっている。PC/Macが2台ずつあり、PostScriptプリンター(カラー・白黒)、ZIPドライブ、MOドライブ、スキャナーが接続されている。スキャナーには透過原稿装置が付属するので、これを使ってポジをスキャンすることができる。詳しい仕様は同社のサイトに記載されている。使用料は10分あたり200円。

セルフサービスとのことだったが、透過原稿装置の使い方を教えてくれるなど、店員の質はわりとよい。(ただし店員の数は少なく、1階に2名、2階に1名しかいなかった。)

2002/9/15
United Cover

井上陽水『United Cover』を聞く。このアルバムは、有名曲を井上陽水が歌い直してみました――というもの。この人はこの人にしかない声をもっているのが強みである。繰り返し聞く気になったのは、「銀座カンカン娘」と「手引きのようなもの」(これはセルフカバー)。

「銀座カンカン娘」は笠置シヅ子らが出演した映画の主題歌らしい。当時、「カンカン娘」とはいかなる意味かと話題になったそうだ。山下達郎が訳せば高気圧ガールになるかしら。

2002/9/14
順番

夜行バスのチケットを受けとりに、新宿西口のバスターミナルへ行く。前に行ったときには窓口番号が左から1、2……だったのに、きょう行くと右から1、2……となっていた。京阪枚方市駅まで片道8,360円なり。

順番といえば、JR中央線の車両番号順を私はずっとまちがえていた。下り(立川・八王子・高尾)方面から1号車、2号車……と連結されていると思っていたのだが、このまえ駅のホームで待ち合わせしているときに、上の認識が誤っていたことがわかった。正しくは、東京方面から1号車、2号車……とつながっている。誤った認識が形成されたのは、東海道新幹線が名古屋・新大阪方面から数えていくからだろう。

2002/9/13
拙速を聞く

NHKのラジオを聴いていて、牛肉回収時の擬装に関する報道で、当局は業者を入念にチェックすべきだったとの主張を耳にする。しかし、これはかなり贅沢な要求だ。入念にチェックをすれば、確認のための時間と費用は確実に増大する。狂牛病騒ぎを沈静化する上では、早い回収が優先されたのはまちがっていないだろう。

2002/9/12
CDを借りる

music.co.jpでダウンロード購入した「五番街のマリーへ」が雑音満載なので、駅前のディスクユニオンでCDを買うことにする。ところが、CDの帯に挟まっていたベスト盤の広告を見て勘違いし、別のアルバムを購入してしまった。のちにCDを再生して愕然とする。

誤って購入したCD

こんどはCDを借りることにする。これまた駅前の東西書店は、改装工事ののちにビデオ・CDのレンタルを廃業してしまった。こちらに越してきたときから、国立にはCDレンタル店が少ないと思っていたのだが、とうとう1件もなくなってしまったのか――と思いきや、大学通りに蔦谷が開店しているらしい。

桑田投手の完封勝利に気をよくして、自転車で足を運ぶ。蔦屋の国立店はワンフロアしかないため、CDはあまり充実しているとは言えない。かくいう私もレンタル店に足を踏み入れるのは10年ぶりだから、最近の事情はまったく知らないのだが。ともかく、『PEPLAY』のアルバムは見つけることができたので、会員登録してこれを借りる。ついでに、井上陽水『United Cover』と『青春歌年鑑1972』も借りておく。

ところが不運は連続するのか、『REPLAY』に入っている「五番街のマリーへ」の編曲は上記ページのものとは異なっていて、オリジナルのものだった。こらビクターなめとんかい――と抜け殻が殴り込みにかかりそうになる(笑福亭鶴瓶風)。この曲は、「The Box」「the best」「Special Best--Replay」「Special Best--Collection」「Songs for you」「ベストセレクション ジョニーへの伝言〜桃色吐息〜ヒ・ラ・ヒ・ラ淫ら」「Special Live〜5TH LOVE AFFAIR〜」に収録されている。使いまわしてるなあ。

2002/9/11
懐メロと童謡

カラオケに行く機会はそうはないのだが、行くときには過去に歌ったことのない曲を歌唱するようにしている。このごろは懐メロに凝っていて、このまえは「喝采」に挑戦したものの失敗した。次回がいつになるのかはわからないが、「五番街のマリーへ」を歌ってみたい。

これはいい曲である。MIDIファイルをダウンロードするに飽きたらず、MP3ファイルをつい購入してしまった。(music.co.jpで200円なり。ビットレート128kbpsで、ノイズが目立つ。ID3タグはまったく入っていない。試しで聞いたRealPlayerファイルのほうが出来がいい。私はオリジナルの編曲より『Replay』のアレンジのほうが好き。)

30年近く前の歌がすぐに聴ける時代、それを上回る名曲を世に出すのは難しそうだ。いっそ、過去30年の文化に寄りかかったほうが生産的ではある。カバー曲しかり、全集しかり。オイルショック以降の経済成長の停滞には、過去が比較的身近に感じられるという功徳もある。

懐メロといっしょに歌うよう心がけているのは童謡だ。上岡龍太郎の定義を引けば、童謡とは「大人が子供のころの気持ちに帰るためにある歌」である。季節がら「ちいさい秋みつけた」を歌う。「ちいさい秋」と曲名を聞くと初秋を思い浮かべるのだが、歌詞からは10月下旬を想像してしまう。


2002/9/10
ADBマウスをさがす

気になるところがあって、Apple Desktop Bus(ADB)の光学マウスをさがす。心を静めてマウスのローラーを掃除するのはわりと好きなのだが、そんな人間は少数派のようである。もっとも、多人数で使う計算機となると、光学マウスのほうがよいのだろう。CAI室のMacの調子が悪いというので駆けつけたら、マウスのローラーが汚れていただけのこともあった。

Googleで検索したり販売店のWebサイトをひととおり巡回してみたのだが、ADBマウスで光学タイプのものは見つけられなかった。しかし、オリオスペックのページで、「PS/2 to ADB Adapter」という名称どおりの変換器を見つける。これに、PC用に販売されているPS/2の光学マウスを装着するという手がある。

2002/9/9
Wordと脚注

ある学会誌の書式にあわせてWord 2000のひな型を作る作業を手伝う。本文部分はわりと簡単なのだが、脚注(正確には後注だが)で1時間以上時間をとられた。実は、いまだにWordの脚注に関しては理解していない。

まず苦労したのが、本文と後注とのあいだの罫線を取り除くことだった。このためにはどうすればいいか。表示の下書きか何かのレイアウトを選んでおいて、それから脚注を表示させ、メニューを選んでごちゃごちゃする。記述がいい加減なのは、うちのPCにはWord 97しか入っていないからだ。

もうひとつは、注の番号書式の編集だ。ただの上つき数字1ではなく括弧付き(2)にしなければならないのだが、括弧をつけてなおかつ自動連番をふる方法が、いまだにわからない。

2002/9/8
DVDオンデマンド

ZDNNの2002年9月6日記事に、「『地上波デジタルへの国費投入に反対』 識者が表明」というものがある。私はテレビを見ないので、地上波デジタル放送の受益者からは完全に外れる。それを措いても、表明文で書かれていることには、だいたいにおいて賛同できる。

デジタルテレビでは双方向性が謳われるのだが、まだピンとこない。テレビを見るときには頭のスイッチをオフにしているというジョブスの発言は正しい。リモコン操作でぱちぱち動かすのに、そんなたいそうな機械は必要あるまい。

同じオンデマンドでも、見たい番組をテレビのリモコンで選択すると向こうから番組が送られてくる――というタイプは、あまり興味がもてない。それよりは、過去の見たい番組をDVD-Rに焼いて郵便で送ってくれるサービスのほうが、ずっと使う気になる。データが自分の手元に残るので、得したというか安心感がある。その番組を見ることは、おそらく二度とないとしても……。

2002/9/7
貧乏おはこと笑ってた

「夫婦春秋」の上の部分が何を意味しているのかわからず、30分ほど悩む。おはこ(十八番)で、貧乏づきないなんて慣れっこだから得意なものよ、ということなのね。

2002/9/6
SCSI外付けHDD

Performa 6420(VineLinux/PPC 2.5)で細々と運用しているサーバーは、これまでZIPメディアで控えをとっていた。さすがにこれでは心許ないので、外付けハードディスク装置を用意することにした。メルコのDSC-40Gで、ヨドバシカメラの通販で購入した。

到着した商品の中を開けてみると、Western DigitalのIDEハードディスクが入っていた。これをSCSIに変換しているから、実効性能が気になるところだ。まず、自宅のPowerMac G4/400 PCIにAdaptec 2930(Ultra SCSI)に接続してhdparm -tしてみると、だいたい17MB/secほど出る。理論値の上限が20MB/secだから、まずまずではないだろうか。PerformaのオンボードSCSI(5MB/sec)だと4MB/secほど。

2002/9/5
いちばん高いグレードを薦めない店員

この夏に予定していたコンタクトレンズの新調を、ようやくはたした。FAXの用紙を買うついでに、近場のビックカメラに行く。すでに眼底の精密検査をしているので、目の健康に関しては不安はない。

乱視がかなりきつい(乱視のディオプターは-4ある)から、ソフトコンタクトレンズでは矯正できない。自然とハードレンズを選択することになる。その中では最もグレードの高いメニコンZを買うつもりだった。ところが、それはやめたほうがよいと言われた。それは、以下の理由による。

メニコンZは、ソフトレンズに近い装着感を実現している。そのため、ハードレンズとしては柔らかい。その分だけ、乱視の矯正力が落ちるという。連続装用しているのでないなら、いま使っているメニコンEXのほうがいいのだそうだ。それでも0.6くらいまでしか上がらないのだが、私の日常生活には十分である。

むやみに高い商品を薦めず適切なものを推奨してくれたことに感謝している。たまっていたポイントを支払いにあてたので、懐はほとんど痛まなかった。

2002/9/4
夢寝見

紀伊国屋で買ったまま放っておいたスタートレック(DS9)の小説『The 34th Rule』を読んでいる。いつの間にか、そのまま眠りに落ちた。

その日に知覚したことがそのまま夢に出てくる質なので、その睡眠での夢の舞台はDS9だった。ただし頭が混戦していて、あるときは現場に居合わせていて、またあるときはTV画面を見ていて、またあるときは本を読んでいる自分がいた。佳境に入ったと思ったところで尻切れトンボで本のページが終わってしまい、いったい何なんだと怒ったときに目が覚めた。

2002/9/3
実体感

古本屋で買ったまま放っていた養老孟司『脳が読む――本の解剖学1』(1994年、法藏館)を、ようやく読み終える。

遺伝子とは、DNAであり、モノである。そう考える人は、基本的には化学者である。他方、遺伝子という、遺伝空く形質を担うエィジェント、むしろそういうものが存在する。そう考える人は、遺伝学者になる。(中略)

理屈で言えば、遺伝子はモノではない。だから、DNAがなくても、遺伝学は成立したのである。遺伝子という概念的実体(そう表現するよりほかにない)、それは原子や分子と同じように、あるいはニューロンと同じように、新しい単位を決定した。そうした単位を決めるには、それに対する「実体感」が必要である。数学者が数学的世界を実在と信じるように、分子や原子を実在と信じなくてはならない(pp.244--246)。

ある特定の芸事に習熟できるかどうかは、この「実体感」が抱けるかどうかに依存する。実体感が抱けないままだと、頭で操作している感覚が離れない。