2002/7/31
Jaguar

8月24日に発売されるというMac OS X 10.2(Jaguar)には、既存利用者に向けた安価な更新パッケージがほとんど存在しない。このこと自体は、さほど問題ではない。1万5000円が高いと思えば更新しなければよい――そのとおりだ。ただし、事実上更新を強要されなければの話だが。

現実に危惧されるのは、アップルが旧バージョン(10.1)に対して保守を行なうかどうか、という点だ。セキュリティホールなどの大きな欠陥が見つかったとき、アップルは過去のバージョンに向けた修正パッチを配布しない可能性がある。もうひとつの危惧は、OS X専用のソフトウェアを販売する会社が、対象バージョンを10.2以上に絞ることだ。そうしたことがあれば、一般の利用者は10.2への移行を余儀なくされる。

ところで、注文した蓄電池を受けとりに立川のカメラ屋に行ってきたとき、PowerMac G4/933MHzに触ってみた。速かった。iMac FTも速いなあと思っていたのだが、それよりもう一段速い。このような機械であれば、Mac OS Xへの動作速度に関する不満は発生しないだろう。

2002/7/30
Context Viewer

スタパ齋藤「週刊スタパトロニクスmobile」2002年7月29日版で、PicaViewというソフトウェアが紹介されていた。PicaViewをインストールすると、エクスプローラー上の画像や音楽ファイルのアイコンを右クリックするだけで、それらのプレビューが得られる。いちいち開いてみる必要がないので、便利そうだ。

さっそく代替物を探す。もっと単機能でよいから、似たようなことを実現し、かつフリーウェアであるもの。そうして、Context Viewer 1.4.1を見つけた。本家配布サイトを見つけることができなかったので、ヘブライ語で恐縮だがダウンロードできるページを記す。(どこかに日本語版もあったのだが、ページが探せない。作者は日本人である。)このソフトウェアはSusieプラグインに対応しているので、本体だけでは対応していない画像形式(GIFやPSDなど)も、プラグインを導入することでプレビューすることができる。

このようなシェル機能拡張ソフトウェアは、システムを不安定にさせるのではないかという不安がある。しかし、このソフトはあまりに便利なので手放せない。いまのところ、さして不安定になった傾向はない。(もともとうちのWindows 2000は、IE 5.01sp2が1日に1回落ちるていどに不安定であるが。)

2002/7/29
教育科学研究会

そういえば、教育科学研究会(教科研)の全国大会は、ことしは一橋大で行なわれるのだった。

2002/7/28
牛と豚

近所のスーパーで、あまりの不敵な表示に思わず手にとってしまった肉製品。原材料は何だろうか。ひょっとすると、半々なのかもしれないが。(食べた感触では豚だった。)

豚ホルモン、牛モツ

2002/7/27
xyzzyとispell

ふだんMeadowで使っているispell(スペルチェッカー)をxyzzyでも使いたいと思って試行錯誤した結果わかったことは、角藤先生が配布されているispellはxyzzyから使えないということだった。xyzzyの作者である亀井さんもまたispellを配布しているので、xyzzyからはこちらの版を使う。鈴木伸江さんのページ(2002年2月24日分)を見て、設定をまねる。TeXのコマンドを自動的に無視してくれるモードは存在しないようなので、.ispell_americanmed+にコマンドをまとめてペーストしておく。

2002/7/26
国民年金

国民年金保険料の徴収を、今年度から市町村ではなく国(社会保険庁)が直接とり行なうようになった。手元で見られる変化は、銀行引き落としの領収書が毎月とどくようになったことだ。国立市が徴収していたころは、3カ月に1回だった。事務費用は圧縮できただろうか。

国民皆年金を政策としているので、国民年金は税とほとんど変わらない。徴収業務を国レベルでやるなら、一括して国税庁が行なったほうが効率的だろう。そのうち、そうなるだろうが。

2002/7/25
基礎学力と基礎体力

『朝日新聞』で、学力低下問題の連載がまたはじまっている。今度の流行は、なかなか息が長い。

日本の子供の基礎体力が二極化しつつある。しかも、身体能力が中位以下の子供たちは運動への意欲が小さい。日本の優秀な労働力は、長時間労働に耐えうる基礎体力によって成り立ってきた。体力の低下は、労働の質の低下を招く。あるいはまた、健全な身体には健全な精神が宿るという。体力の落ち込みは、質実剛健な精神風土を脆弱にするだろう。さらに、脆弱な身体は医療費の高騰を招き、社会への負担となる。いま真に問題とすべきは体力低下だ――などと理屈をつけて体力低下ブームは起きないものかしら。

2002/7/22
割増価格

メーカー希望小売価格というものがある。実際の店頭で販売される場合には、その価格から幾ばくか割り引いた価格が掲示されることが多い。ところが、逆に店頭価格がメーカー希望小売価格を上回るという、電化製品では珍しい経験をしてしまった。その商品は、日立FLORA 220シリーズ用の蓄電池「PC-AB5900」である。

この蓄電池の希望小売価格は、FLORA製品ページによれば8,400円だ。ところが、立川のビックピーカンで注文して値段を確認すると、10,800円だという。メーカー希望小売価格の28%増。怪訝に思って誤りではないか確認したのだが、間違いないそうだ。そこで、今度は修理サポート受け付けである日立電子サービスの立川支店に電話をかけて尋ねてみた。すると、9,600円だという。さきほどよりも安いが、定価よりも高い。

そうなると、考えられるのは製品ページ自体が誤っていることなのだが、8,400円という価格は複数のサイトで確認している。(Googleで検索すれば出てくる。)念のために日立のサポートに電話をかけてみたところ、8,400円という価格に誤りはないという。

もうひとつ不思議なのは、バッテリーパックのLだと希望小売価格が14,000円、ビックピーカンで13,800円、立川電子サービスで12,800円と、それぞれ妥当な価格提示がなされることだ。なぜSだけ高いのだろう。

しかたがないのでビックピーカンに電話し、商品部に値付けの確認をするようお願いした。数十分後に電話がかかってきて、その製品は価格変動が激しいが、8,400円で対応できるというので注文する。バッテリーの価格変動が激しいなんて初めて聞いたが。きのう「パソコン運がまわってきた」と書いたのに、その効果は1日だけだったようだ。

2002/7/21
パソコン運がまわってきた

Shop Uで購入した「ShopU 親指キーパッド Clear」(500円)を装着して3日、もはやこのシールをキーからはがすことはできない。キーの高さが変わるので最初の数時間は違和感があるが、指遣いが慣れると快適になる。何より、シフトキーの同時判定失敗が少なくなったのが大きい。高さがあるおかげで、親指キーが楽に押せる。

親指キーパッドを貼ったFLORA

親指シフトでもうひとつ驚いたのは、USBコンパクト親指シフトキーボード「FKB8579-661」をTさんが購入されていたことだ。同好の士を見つけたようで嬉しい。日本語の長文を入力している方に、この夏の親指シフト体験をお薦めしたい。

それから、Hal7600 Macintosh Room(2002年7月19日記事)で知った「SUGOI CARD UFL」というPCIカードも楽しみだ。これは、100Base LAN、USB 2.0、FireWireのコンボカードだ。チップ名も明記されていて、動作保証はないがMacでも使えるらしい。いま妹が使用しているUMAX Apus 2000はPCIスロットが2基で、現在はビデオカードとLANカードとで埋まっている。このLANカードのかわりにSUGOI CARDを装着すれば、Apusの拡張性が一気に増す。


2002/7/20
図を入れる

どこのニューズグループだったか忘れてしまったが、次のような皮肉を目にしたことがある。曰く、Microsoft Wordで作成された記事には数式が少なく、(La)TeXで作成された記事には図表が少ない――というのだ。これを読んだとき、思い当たる節がないでもなかった。

実のところ、適切な図を考案・作成するのは難しい仕事だ。統計学のページを作成することを検討したときにも、最大の問題は分布や概念の図がうまく描けないとことだった。しかし、うまく縮約された図が理解を大きく助けることは実感している。図表作成のセンスは、アイコン作りのセンスに通じるものがあると思う。Susan KareMacintosh iconsを見ると、うっとりする。(私はこの中でAlertが好きだ。なお、ChicagoやGeneveの12ptビットマップも、この人の手による。)

さらに、図がうまく描けたとしても、それを人様に見せられるような品質に仕上げるのが素人には難しい。文章が活字書体できっちり組まれているところに、手書きの汚い図を添えるのは躊躇してしまう。ちょうど、ファイルに題名書きをするときに手で書くのがためらわれ、ラベルプリンターがほしくなる気持ちに似ている。かといって、Illustratorなどを使って見るに耐える図を作成するだけの才覚は持ち合わせていない。

今年度は面倒くさがらずに図を入れようと心に誓い、いくつか描いてみた。懸念されたとおり、時間がかかる。ここで労を厭わなければ作図ソフトウェアに習熟できたのだろうが、面倒なので居直ることに決めた。14日の日記でスキャン画像が掲載されているのは、そういう次第である。

2002/7/19
うと

「おとうと」「いもうと」「しゅうと」の「うと」は、「くろうと」「しろうと」「かりうど」「まろうど」「なこうど」と同じ「ひと」が転化したものだったのか。「あきんど」も同じだろう。(参考:日本語とその周辺

2002/7/18
県内の無知

信州がご出身の方としゃべっているとき、たまたま田中康夫氏の話になった。長野の田中なら田中秀征のほうが好きだというと、秀征氏は高校の先輩にあたるそうで、そこから長野県の南北対立の話を聞く。北の代表が長野高校、南の代表が松本深志高校で、康夫氏は南の人間である。県内ではどこの高校出身かが大きくものを言うそうだが、聞いただけなので真偽のほどは知らない。

もっとも、同じ土俵に立っていなければ対立にならないのだから、長野県にはそれなりの県民意識があるのだろう。むかし書いたとおり、私には大阪出身だという自覚がほとんどない。(枚方市出身だという自覚はある。)大阪府地図で言えば八尾から南は別世界で、それが証拠に大阪狭山市や和泉市が存在することは、いま調べて初めて知ったことだ。

脱線。旧国名を調べていて、「関東だけなぜ上下?」という疑問を掲げるページに出会う。他の地方では越前・越中・越後、備前・備中・備後、などと前後で分けるのに、関東八州だけは上野・下野、上総・下総のように上下で分ける――というのだ。たしかにそうだなあ。

2002/7/17
Windows機のディスク最適化

CD-ROMから起動して、内蔵ハードディスクを徹底的に最適化することは、Windowsではできないのだろうか。

ディスク最適化ソフトはWindowsに標準搭載されているが、起動ボリュームは完全には最適化されない。別パーティションから起動すれば最適化が可能なのかもしれないが、Windowsでシステムを複製するのはMacほど容易ではない。Macでは、「ディスクウォーリア 2.1」に付属するプラスオプチマイザーを使えば、冒頭の段落で記したことが行なえる。

起動するCD-ROMに搭載されるOSは、べつにWindowsでなくてもよい。Windowsのパーティションさえ最適化してくれれば、Linuxで起動してもかまわない。Windowsのボリュームを最適化するPC-UNIX用のソフトウェアがあれば、けっこう便利だと思うのだが。もしかして、私が知らないだけかしら。

2002/7/16
はじめてのDVD

はじめてDVDを再生した。『新スタートレック』『枝雀落語大全』『じゃりン子チエ』の3者のうちどれを購入するかで悩み、けっきょく最後にした。『新スタートレック』はいちど見ている上、第一シーズンが好きではないので敬遠した。しかし、第五シーズンの「超時空惑星カターン」は見物である。正直、スタートレックで泣いたのは、これとDS9の「父と子」だけだ。

『じゃりン子チエ』のTVシリーズは、よい出来だ。原作は途中から作品に陰がなくなり荒唐無稽なドタバタ漫画と化しているが、最初の1/4は佳作である。アニメは話が12巻くらいで打ち切られていて、良質な部分だけがとられている。しかも原作に忠実で、各コマのアングルまで再現されていた。DVD-BOX(1)では、第11話「金賞! チエちゃんの作文」が原作(「ウチのお父はん」)によい味付けをして、原作を凌ぐ。

小学生のころに何度か再放送版を見たことがあったのだが、そのころにはあまり内容が理解できなかった。初期の『チエ』から感じるのは、桂枝雀が「替わり目」や「影清」で登場人物に独白させる部分や、松竹新喜劇で藤山寛美が笑い泣かせる部分に近い。こんなものが理解できるガキがいたら、それこそ恐い。

下町の「人情」という単語が使われるが、情の押し売りは苦手だ。ごくごく小さな情がよい。枝雀の落語が好きなのは、そういう部分が語られるからだ。『チエ』で言えば、おばあはんがカルメラ屋に名前を書かせるときに字の下手なのを気にするカルメラに対して「読める字はみんな達筆ですわ」と軽く言う。こういったセリフが好きだ――話がDVDからだいぶ逸れた。

DVDは、頭出しが快適だった。画質云々は、うちの安物再生機と頂き物の14インチテレビとでは、何を再生してもそれなり以下でしかないだろう。ズームをかけると圧縮形式がMPEGであることがわかる。ただ、これまでに2回、再生中に一瞬止まることがあった。これは、デコードに時間がかかっているのだろうか。ノッているときに遭遇すると興ざめする。

私が長らく記憶ちがいをしていたことに、西川のりおがある。どういうわけか、私は西川のりおが死んだと思いこんでいた。DVDボックスの解説に彼のインタビューが載っていて、存命していることを知る。私は誰とまちがえたのだろう。(横山やすしではない。)

2002/7/15
社会科見学

小学生のころの授業など、記憶にないのも当然かもしれぬ。社会で憶えているのは、「はたらく人たち」というテレビ番組を見たことくらいだ。ほかには、地図記号の問題で、友だちが広葉樹林のところをトイレットペーパーと書いて、なかなか冴えてるなあと感心したことくらい。

社会科見学で記憶に定着しているのは、池田の自動車工場を見に行ったことだ。ダイハツの工場なのに、とあるレーンでトヨタのワゴン車を造っていたからだ。これが子供心に不思議だった。ひょっとして偽造の現場を目撃しているのではないかと妄想を膨らませ、見てはいけないものを見てしまったような気がして、恐くなった。疑念が解けたのは、中学2年になってからである。

2002/7/14
踏切の功徳

JR中央線の高架化が待たれている。代表的な利点は、(1)ラッシュ時における開かずの踏切や渋滞が解消される、(2)踏切事故(人身・車両)によるダイヤの混乱が少なくなる、など、踏切による障害が解消される点だ。

しかし盗人にも三分の理、踏切にも錐刀の利がある。実際私は、踏切の恩恵を週に1度は受けている。

近所のスーパーに行くとき、とある通りを渡らなくてはならない。ところがこの通りは車の往来がわりと多く、そうたやすくは渡れない(下図)。しかし踏切があるおかげで、踏切が鳴っているときには横断することができる。幸いにも中央線は本数が多いから、数分待てば必ず渡れるのだ。踏切は、いわば歩行者用信号の役割を果たしている。

踏切

2002/7/13
ちりとり

ちりとりは形態素解析で「ちり/とり」と分解されるか。

2002/7/12
あざなえる縄のごとし

FLORA 220FX NP3に搭載されていた蓄電池「PC-AB5900」が、いつまで充電しても容量0%と表示される。予備機(220FX NP7)の蓄電池「PC-AB5910」を拝借してとりつけると正常に動作するから、蓄電池が故障したと判断した。日立のホームページで値段を確認する。\8,400だそうだ。あす立川に行ったときにカメラ屋で注文しよう。それとも、立川の日立電子サービスに置いてあるだろうか。

その際に、日立のB5ファイル判ノートPCが一新されたことを知る。新しい機械(220W)にはFireWireや無線LANがつき、蓄電池を底部にも装着できるようになるなど、大部分の人にとって望ましい更新だろう。ただし、私にとって問題となるのはキーボードの形状で、こちらは残念なことに日電や東芝・DellなどのノートPCと似た配列になってしまい、親指シフト化には向かなくなった。キーボード部に互換性があって、220FX用のキーボードがそのまま使えると嬉しいのだが。

親指シフトに関しては、嬉しい情報も見つけた。富士通コンポーネントの小型USB親指シフトキーボードがMac OS X上で利用できるようにTeslaが更新されていたのだ。MacのUSB日本語キーボードに抱いていた不満が、ようやく解消されることとなる。

それから、「ShopU 親指キーパッド Clear」という商品の発売を知った。変換キー・無変換キーなど疑似親指キーとして使用するキーにこのパッドを貼ることで、より快適な打鍵感覚が得られる。なんだか親指運が向いてきたみたいだ。

2002/7/11
お好み焼きを食べる

お好み焼きが好きだ。帰省するときに何が食べたいか聞かれたら、お好み焼きと答える。近ごろはカトキチの冷凍食品「ごっつ旨いお好み焼」が4割引きで買えるので、それを週に4枚食べることで我慢している。近所にあった「道頓堀」というお好み焼き屋がなくなってしまったのが痛い。

かつて池ノ上で働いていたときには、駒場の駅前のお好み焼き屋を利用することがあった。ここのおばちゃんはなかなか押しの強い人で、こちらの腕前が下手だと見るや割りこんできて焼いてくれ、しかも説明まで加えてくれる。おばちゃん曰く、そのまんま東の奥さんも食べにくるそうだ。

お好み焼きを焼いていてコテでぱんぱんと布団干しのように叩こうとすると、おばちゃんにたしなめられた。それだと空気がつまっておいしくないのだという。コテの端っこで穴を開けるようにして、空気の通りをよくすることがコツなのだそうだ。「大阪の人はみんなこうしてるのよ」と言われて、「そんなんしたことないで」と心の中でつぶやいた。


2002/7/10
夏の野菜生活

包丁をにぎらない生活をしていると、冬にくらべて夏は野菜がとりづらくなる。冬には鍋野菜セットがあるから、それを毎日食べるだけで満足できる。充実野菜を2日で1本あけていれば栄養上は問題ないのかもしれないが、それだと野菜をとった気がしない。

近所のコンビニエンスストアで見つけて気に入った食品に、明治製菓の「まるごと野菜 南欧野菜のコンソメスープ〈プロヴァンヌ風〉」がある。名前のとおり野菜だらけのレトルトスープで、1日に必要な野菜の半分の量(160g)がとれるという。熱量も1食60kcalと小さい。保存料も無添加である。問題はただ1点、278円もすることだ。冷凍食品を4割引きで購入している者にとって、野菜スープのレトルトパックに278円もつぎこむのはアホらしい気分になる。

それでも野菜は食べたいので、近所のスーパーに安いところはないか探している。現在のところ、「安いところ」どころか商品そのものが見つけられていない。「アスクル」だと少しは安い(252円)ので、とりあえずまとめて購入しておく。(アスクルは、買い物の総額が2500円を超えると送料が無料になる。)

2002/7/9
目を開けたらハエ

朝、目をさまして目蓋をあけると、天井付近にハエの集団のようなものが見える。蚊柱の大きいような具合だ。最初はてっきりハエだと信じ込んでいて、生ものの始末で問題はなかったか思いを巡らせるが、浮かばない。錯覚かもしれないと思って左目のレンズを右にずらしていくと、ハエの集団も同じように移動する。しばらくして、視界から消えた。

話に聞く飛蚊症というのは、このような現象をいうのだろうか。私が聞いていたのはハエ1匹で、しかも目の前に見えるということだったが……。それとも寝ぼけていたのだろうか。飛蚊症を放置しておいて網膜剥離に至った例を聞かされていたので、だんだんビビってきた。この夏にコンタクトレンズかメガネかを新調する予定だから、その前に眼科に行って眼底の検査をしておいたほうがよさそうだ。

皮膚科につづいて眼科も混んでいた。近くを歩いて見つけたところに飛び込んでいるから、飛び込む病院は目につきやすくて混んでいるのかもしれぬ。症状を話すと精密眼底検査の実施となり、瞳孔を開く点眼薬が打たれ、しばし待たされる。この病院は親切なのだが、使っている言葉はけっこう難しい。メガネの度が合うかどうかの確認を小学校中学年の子供に対して行なうときに新聞を使うのはまだいいとして、その指示が「近くを重点的に見てね」。私への説明も、「まず散瞳して……」。

2002/7/8
引いて楽しいあみだくじ

Rさんから、「あみだくじの必勝法」というページを教えてもらう。このページでは、あみだくじを確率1/2の二項過程と仮定して、「あみだくじというのは、真下に落ちる確率が一番高いのですね。したがって、もし当選を引きたい場合は当選の真上を、逆に当選を引きたくない場合は当選から一番遠いところを選べばよい」と結論づけている。

最初にこれを読んだとき、いい話のネタができたなと思った。しかしよく考えてみると、この結論でいいのか確信がもてなくなった。あみだくじには反射壁があるからだ。

たとえば、あなたが右端を選んだとしよう。そうすると、第1回目の分岐点は「必ず」左に曲がらなくてはならない。マリオブラザーズなら右端から右に行けば左端から出てくる。これなら現在の仮定でもうまくいく。しかしあみだくじはそうはなっていない。

下の図は、とりうる状態が5つの反射壁つき二項過程を、右端からスタートさせて途中まで示したものだ。nを偶数とすれば、n回目の分岐で右端に落ちる確率の一般項は\frac{2^{n-1} +1}{2^{n+1}}だから、極限をとると1/4に行きつく。他の状態からスタートしたときも考えあわせると、状態が5つの反射壁つき二項過程が落ちる場所の確率は、左から1/8、1/4、1/4、1/4、1/8となる。

あみだくじ

もう少し根本的な疑義は、そもそも確率が半々になることを仮定してよいのか、という点だ。気ままにあみだくじをかいてみたら、だいたい格子模様になる。この場合、右端から出発すると、どんどんどんどん左側へ移動していく。実際のところ、右端からスタートして右端に落ちる確率は、かなり低いのではないだろうか。

追記020711。いつのまにか、上記ページには反射壁についての記述が加わっている。読者からの模擬実験結果によれば全場所で均一化するそうだから、上のモデルにもどこか誤りがあるのかもしれぬ。

2002/7/7
長いエスカレーター

有楽町に行く用事があって、中央線で東京駅まで出た。東京駅の1・2番線ホームは、ずいぶん高いところにある。そのため、エスカレーターの長さも長い。「エスカレーターで立ち止まるヤツはアホ」という上岡龍太郎のパペポTVでの発言が頭にあって歩こうと思ったが、下りであるうえこれだけ長いとけっこう恐い。手すりを右手でつかんで、少しずつ歩いて下りていった。私の前にいた9人は9人とも手すりにつかまることなくスタスタと下りていった。みなさんご健脚だ。

2002/7/6
テキストをPDFへ

下のようなことを調べたのには事情がある。奥村先生のページに「platex, dvipdfm の CGI」というものがある。フォームにTeXのソースを書いて処理すると、その内容をpLaTeXにかけてくれてdviファイルとPDFファイルとが得られる。TeXをインストールしなくても、どんなふうに入力するとどんな出力が得られるのか、気軽に実験できる。まことに教育的なページである。

実利的な観点からいうと、TeXのソースではなく素のテキストを入力してPDFが得られたほうが万人向けだろう。そこで、奥村先生のサイトからソースをいただいて、上の目的に添うように改造することを試みた。その途中でぶつかったのが、下記の問題である。

2002/7/5
欧文特殊文字の貼り付け

英語のホームページから文字列をコピーして、それをフォームのテキストエリアに貼り付ける。一見すると単純な作業だが、文字列の中身が7bit ASCIIでないときには事情が複雑になる。OSやブラウザーによって、その動作が異なるからだ。

仮に、「“」「©」「—」の3文字が表示されている英語のページ(たとえば「Special HTML Characters」)があって、それらの文字列をコピーしたとしよう。そして、それを日本語ページのフォーム(テキストエリア)に貼り付ける。このとき、上記の欧文特殊文字はどのようになるだろうか。

Mac OS <10の場合には単純で、IE 5.1.4とNC 4.7.8で試したかぎり文字化けする。「“」は半角の「メ」になる。ただし、ブラウザーの文字セットをJapaneseにしていると、「“」は全角の「“」になっているので、文字化けはしない。Mac OS X版のIE 5.2で試しても、同様だった。

Windowsの場合――といっても、私が試したのはWindows 2000 SP2だけだが――NC 4.7.8での動作はMac版と同様。ややこしいのはIE 5.0.1 SP2での動作だ。

IEでコピーして貼り付けた欧文特殊文字列は、(1)貼り付けた段階で全角文字列になる文字、(2)貼り付けると欧文書体で表示される文字に分けられる。前者は数として多くないが、たとえば「“」がそうである。見るかぎり、エンコードをJapaneseにしたときに全角文字列で表示されるものが該当するらしい。

さらに、フォームに入力した文字を送信する段階で、(2)は細分化される。(2a)「&reg;」のように名前で送信されるものと、(2b)「&#8212;」のようにコードで送信されるものとがあるようだ。「Character entity references in HTML 4」で確認すると、ISO 8859-1以外のものが(2b)に該当するのではないかと推測される。

Windows 98だったらどうなのか。IE 6.0やOperaだったらどうなのか……と考えていくうちに、気が遠くなってきた。どこかに、これらのまとまった情報がないだろうか。

2002/7/4
multicol*

LaTeXで多段組を実現するには、multicolパッケージを用いるのが一般的だ。このパッケージは同時に、ページ内で段組を変更するためのものでもある。だから、ページ途中で文章が終わってしまうときには、段の下端をできるだけ揃えようとする。下図でいうと、左のような処理になる。

multicolの説明図

しかし、ページ全体を段組にしている場合には、文字を左の段に寄せてしまう(上図右)ほうが望ましい。『The LaTeX コンパニオン』(アスキー出版局)のp.91にあるとおりunbalanceカウンターを調整すると左寄せになるのだが、この数値の算出法がわからない。しかたなく、multicolパッケージの説明書を生成して読んだ。

結論。私が表現したかったことは、mulcitol環境のかわりにmulticol*環境を用いれば実現できる。もっと早く説明書を読めばよかった。

2002/7/3
先の太い多色ボールペンがほしい

コクミン薬局のついでに寄ったトポスの文房具売り場で、パイロットのスーパーグリップ1.6というボールペンを見つける。名前が示すとおり、ペン先が1.6mmの極太ボールペンだ。

家に帰って試し書きをする。実にいい。書き味そのものは、愛用している三菱鉛筆Ta-shock 4(4色ボールペン)よりもいい。また、書いた文字にも十分な太さがあるから、はっきりと見える。前に買って大失敗した「新次元加圧ボールペン POWER TANK」(三菱鉛筆)とは大違いだ。これが89円だなんて、安い。

こうなってくると、軸が惜しくなってくる。「スーパーグリップ」と名前は大仰だがその実は廉価なボールペンなので、よくある安物単色ボールペンと同じ細い軸をしている。これがちょっと持ちにくい。Ta-shock 4にも、このような極太の替え芯があれば嬉しいのだが。

そういえば、替え芯なんて太さと長さとが一致すれば、べつに純正品を使う必要はない。ぺんてるのシャーペンに三菱鉛筆の芯を使ったところで、誰も文句は言うまい。それなら、マニア受けするような互換替え芯は作れないだろうか。たとえばTa-shock 4は黒・赤・青・緑の4色だが、これで使える太字を販売したり、他の色(ブルーブラックや、より鮮やかな赤)を製造・販売することはできないか。

うまいことに、スーパーグリップとTa-shockとは、替え芯の太さが同じで長さが異なるだけだった。前者のほうが長いので、短く切るだけでスーパーグリップ用の芯がTa-shockで利用できるかもしれない。そう考えてやってみると、インクが漏れたもののとりあえずは成功。ただ、もともとキャップ式のボールペンなので、インクの蒸発が心配である。「楽ノック極太」(1.4mm)ならノック式なので、まだ安心できるか。今後の経過を見てみよう。

以下余談。海外には、先の太いボールペンはわりとあるようだ。先ほど、ラミー2000の4色ボールペンを見つけた。ただ、日本で販売されているそれらは高級品で、まとめ買いできるような価格ではない。ついでに発見したLAMY AL-STARという万年筆に、ちょっと――かなり引かれた。

2002/7/2
ブルーベリー錠

ブルーベリーが目の健康にいいという説がある。たとえば、ケンコーコムによるブルーベリーの説明や、Lycos 健康のトピックス「ブルーベリーはホントに目にいい?!」を参照。なお、ブルーベリーというのは「ツツジ科のコケモモ族の低木の一群で、果樹として栽培されるものの総称」(『辞林21』)らしい。

立川のコクミン薬局で目薬を買うついでに、ブルーベリーの栄養補助食品を探してみる。3種類あり、そのうちのブルーベリー250(キリン・アスプロ)を購入した。定価3100円で売価2980円。200錠入りで1日摂取目安量が10錠だから、1日150円の計算になる。箱書きには「本物の健康を望む方の為に」とあって、それなら錠剤に頼るのはまずいだろうと思わないでもなかった。

ブルーベリーというから甘い味がするのだろうと思っていたが、甘いのは私の考えだった。どちらかというと苦く、味わうよろこびなどまったくない。できれば錠剤ではなくジャムでとりたいものだ。あとはドライアイを何とかしなくてはならない。

2002/7/1
部分積分

下で英語の話を書いていて、「部分積分」は英語でどういうのか気になった。和英辞典によれば、「integration by parts」だそうだ。そのままである。「部分分数」は「partial fraction」で、「部分集合」は「subset」だから、部分と訳出する元の語は1種類ではない。