2002/5/31
お気に入りの小物:コンタクトレンズケース

ハードレンズの手入れはやさしい。流水でよく洗って、タンパク質除去剤を加えた洗浄液(こちらは脂肪をとるらしい)に浸して保存する。これだけだ。ところが、レンズをしっかりと浸すことは意外と難しい。その理由はケースにある。

よく見かけるハードレンズ用ケース(下図左)は、両眼のホルダーを縦並びに収納するものだ。ケース全体が口紅のようなかたちになっているので持ち運びにはいいのだろうが、これを縦置きにすると下側のレンズが洗浄液にしっかりと浸からないことがある。特に、ケースの蓋の部分にも液が入り込むようになっていると、そうなりやすい。

ハードレンズケースの模式図

ソフトレンズ用のケースに似せてレンズを横並びに収納すれば、この問題は解決できる(上図右)。ところが、このような製品を探すのに苦労している。シェア2割(参照:コンタクトレンズ種類別シェアの動向)が祟って、ハードレンズ関連商品の売り場面積は狭い。実際、東京ではまだ発見できていない。

お気に入りのハードレンズ用ケース

上の写真は、これまで唯一見つけた横並び収納のレンズケースだ。見つけたのは実家(大阪府枚方市)の近所の目医者だ。……と書いてからインターネットで検索してみると、例のケースを発見してしまった。私が持っているものとはLRが逆だが、あとはまったく同じである。

2002/5/30
1本増量キャンペーン

ブラウンの電動替え歯ブラシを買うために、トポス立川店まで歩く。ふだんは、2本で1800円、4本で3600円で売られている。ところが偶然、それぞれの製品で1本増量キャンペーンをやっていた。つまり同価格で1本分が追加されるわけだが、このとき誰が4+1本のほうを買うのだろうか。

2002/5/29
保守的態度

とりあえず反対することは、とりあえず賛成することにくらべて、保守的態度としては正しいのだろう。

2002/5/28
脱アドレス帳

パソコンの家庭教師先で使用しているPCの調子がおかしくなったと電話がかかってきた。ウィルスに感染したのではないかという。とりあえずフリーズしているようなので、電源を入れ直していただくことにした。そののち抗ウィルスソフトで確認してもらおうと考えたのだが、タスクトレイに同ソフトのアイコンが存在しないという。スタートメニューから実行しようとすると、再びフリーズする。

再起動を電話口で待っているのも手持ちぶさたなので、ノートPCを起動してメールを受信する。と、如水会からウィルス警告の案内がとどいている。メールヘッダーには、どうも家庭教師先から送られた形跡がある。このまえ作成を手伝ったExcelファイルが添付されているから、断定してもよいだろう。添付ファイルの内容はその方の業務に関わるものだけに、これが拡散するのはまずい。

ウィルスはKLEZ.Hのようだ。このワームが他人の名をかたってウィルスをばらまき、添付ファイルを送信することは存じていた。しかし、抗ウィルスソフトを破壊する機能を持っていることは、トレンドマイクロのKLEZ対策ページで調べてみるまで知らなかった。同ページで得られた修復ソフトウェアを携えて先様宅に上がり、修復した。控えはMOディスクにとってあるので、データの損失はない。ついでに、Windows標準のアドレス帳から登録をすべて削除して、EdMaxフリー版を導入した。さらに、so-netで実施されている「基本メールボックス ウイルスチェックサービス」にも加入していただくことにした。

今回の件では、私が反省すべき点はいくつかある。まず、電話での応答の際、先にEthernetケーブルを抜いておくことを勧めるべきだった。また、誤操作に関する予測も立てておくべきだった。いかにブラウザーに修正パッチをあてていようがOutlook Expressで推奨される設定にしておこうが、何らかの操作を誤って感染することはある。そのときに大切なのは2次被害を防ぐことだ。今回、仮にWindows標準のアドレス帳を使っていなければ、他者に添付ファイルを送信することはなかっただろう。私が薦めていた環境は、フェイルセーフを満たしていなかった。

新しく導入したEdMaxフリー版に、Windows標準アドレス帳と、これまでのメール内容を移す。これらは、HTML版EdMax FAQを参照した。機能を放り込みすぎて設定が煩雑になっている点、起動時に時間がかかる点はあるが、これだけのものが無料で使える利点は欠点を上回る。

2002/5/27
苦手な文字

小さい時分に字を習っていたのは幸運だった。少なくとも楷書に関しては、書こうと思えばまともな字が高確率で書ける。しかし残念なのは、行書や草書を習う前に書道をやめてしまったことだ。きれいな草書が書けるようになりたいというのは、二桁九九(1×1から99×99までの暗記)と同様に実現不能な願望として心の中にある。

漢字で書くのが難しいのは、画数の少ない文字だ。複雑な文字は小部品に分けられることが多く、その配置のバランスをとりさえすれば、どこかでしくじっても見れなくはない。これに対して画数の少ない文字は、バランスをとるのに苦労する。1カ所まちがえれば、見た目が大きく崩れてしまう。

長いあいだ悩んできたのは「市」という文字だ。この字は、住所を書くときに頻繁に表われる。2画目を思い切って伸ばせばいいということに気がついてから、あるていど納得のいく字が書けるようになった。行書は、まだうまく書けない。打率で表現すると1割くらいでしかない。実家の住所の画数は8→4→5→3→3→3と推移し、総体に書きづらい文字がつづく。

ひらがなも難しい。以前、「み」の字を練習しているとき、書いた文字をずっと眺めていて気持ちが悪くなったことがある。自分の書いている文字が文字に見えなくなったためだ。活字でも、見ていて気持ちの悪い「み」は存在する。もっとも、この文字の使用頻度はそう高くないようだが……。

2002/5/26
「社長」と歩く秋葉原

15日の日記のつづき。日記の上では15日だが、実際は5月5日だ。

御茶ノ水の書店で目当ての品が買えたので、こんどは私の希望で歩いて秋葉原へ向かう。休日の秋葉原は歩行者天国になっていて、自動車道の真ん中を闊歩すると愉快な心持ちになる。もっとも、3月末に捻挫した右足が完治しないまま歩きまわったため、翌日からしばらく状態が悪化してしまった。なお、途中で湯島聖堂に寄った。

何軒か店をまわる。見ておきたいのは静音のための部品だ。このまえ注目していたASUSのTerminatorは人気で、展示していた4件とも売れ切れだった。T-ZONE本店では静音PCフェアを実施していて、Athron対応のATXケースがかなり静かで、これには「社長」も感心していた。帰宅してから調べたところ、これはオウルテックのOWL-103-Silentだったのではないかと思われる。

ところで店が売りにしているのは、Athlon(Pentium 4)対応なのにこれだけ静か/小さい――という点で、高発熱のCPUを前提として放熱の効率を謳っている。このあたりは、私の考えとはずいぶん異なる。私に言わせれば、静音の基本は低発熱だ。CPUの放熱のためにファンを使うことからして容認しがたい。新型iBookで使用されているPowerPC 750FXの発熱は3.6W(@800MHz, 1.4V, typical)である。べつにここまで小さくしろとは言わないまでも、10W以下にはしてほしいと思っている。(各CPUの発熱に関しては、Kabe's Home Pageの「各種 CPU 発熱量 & 消費電流リスト」を参照。)

ひさしぶりに秋葉原に訪れ、人混みをかき分けて部品を眺めているうち、なんだか生き返る心地がした。物資の調達は立川で十分可能なのだが、こういう場所に出てこず国立くんだりで棲息しているだけでは、人間が腐ってしまう。これからも定期的に訪れようと心に決めた。

ひととおり見たいものを見たところ、まだ日暮れまでには時間がある。そこで、今度は上野に行ってみることにした。

2002/5/25
Poor Man's Fruit

たまに、オレンジジュースが無性に飲みたくなることがある。次の買い物に行った折りにはジュースを買ってきて、飲む。私はふだん菓子類を口にしないので、なぜジュースが飲みたくなるのか不思議だった。

それが、この前になってようやくわかった。オレンジジュースは、果物の補償として求めているのだ。実家では果物を豊富にとってきたが、東京に来てからはめったに買ってこない――というか、実は今年になるまで一度も買ったことがなかった。生まれて初めてイチゴを自分で買って食べているとき、ふと気がついた次第である。

2002/5/24
noautotune

VineLinux/PPC 2.0のころだったか、Yosemite(Blue and White G3)やYikes!(G4/PCI)といった機械では、Linuxのカーネルオプションでnoautotuneが必要だった。この文字列を付け加えておかないと、「shared library」がおかしいとか「Invalaied ELF header」といったエラーが表示されて起動途中で止まってしまう。実は1999年にこの件でハマってしまって、それ以降おまじないのようにこのオプションをつけていた。

しかし、自宅のYikes!でVineLinuex/PPC 2.5を動作させるとき、このオプションはもはや不要だった。Yikes!はUltra ATA/33だが、hdparm -t /dev/hdbすると、「Timing buffered disk reads: 64 MB in 3.12 seconds = 20.51 MB/sec」という結果を得る。どうやら、DMA転送は有効になっているようだ。

2002/5/23
答弁を聞く

たいしたことでもないのに大義を持ち出す人がいる。つまらぬことで「○×の自由」や「△□の権利」を侵害されたと騒ぐ人たち。しゃべっているのを先生に叱られて「言論の自由」だと言う子供。どんな感想でも発言するのは自由だという総理大臣。

瀋陽での日本総領事館事件について民主党が行なった調査に関して、首相が自虐的だと述べたことが報道になったことがある。ラジオでニュースを聞こうと思ったら国会中継をやっていて、偶然この話題になっていた。しばらく聞くことにする。

この総理大臣は、攻める段にはいいのだが守りに入ると途端に余裕がなくなる。どの点が自虐的なのかと問われて、「印象」とか全般的な「感想」を述べたまでと口にする。しまいには、中国だったらこんなことにはならない(一党独裁だから当然だ)とか、「姿勢」が自虐的だと言い出す。そしてそのあとに何を言おうが言論の自由だと添える。10分足らずのあいだに6回以上耳にしてしまった。

2002/5/22
共同研究室、その他の案

下に関連して、もう少しまともな案も検討されている。たとえば、院生を修士課程と博士課程とに分類し、博士課程には研究室を配分するいっぽう修士課程は学部生なみに扱う。これは1つの案だ。学歴インフレの時代、いまの修士課程はむかしの学部と大差ない学力水準でしかないだろう。

私が個人的におもしろいと考えているのは、費用を上げることだ。いま、院生が共同研究室を利用するには年額1000円の自治会費を支払うことになっている。これを、10倍から20倍にする。供給側の数量調整ができないのだから、価格によって需要を調整するしかない。1年2万円というのは、それほど高いとは私は思わない。結果、必要な者は使用を申し込み、必要のない者は申し込まなくなる。

約500人分の収容スペースがあるところ、年1000円から年2万円に引き上げると、年間の予算は1000万円になる。これだけあれば、文部科学省に頼らずとも研究室環境の改善を図ることができる。たとえば、6Mbpsの帯域を全学で分け合っている大学ネットワークとは別に100Mbpsの光ファイバーが用意できる。(努力目標式なら月数万円だ。ちなみに「努力目標式」はベストエフォートの試訳。)安かろう悪かろうの備品も、もう少し長持ちするものに変えられる。

上のような発想は、ブルジョア的だろうか。

2002/5/21
共同研究室、大学案

大学院には、院生用の共同研究室がある。前にも書いたとおり、ボスの部屋の中に弟子たちが机を並べるという様式は、文科系では一般的ではない。だいたい、1部屋に5〜6台の机と本棚とを並べて、それぞれが研究に励む名目になっている。

もっとも、この名目は崩れつつある。大学院重点化のために院生総数は増加しても、研究室の数は変わらない。そのため、1つの机を1人で独占することは不可能になっている。経済学研究科では、だいたい2人で1つの机を共有するようだ。この現状に対し、院生からの不満の声が上がっていた。

大学当局は、新しい建物を東構内に建設することで院生の研究スペースを確保する腹づもりだった。(さらに、図書館からほど近い院生共同研究室から院生を立ち退かせる予定だったらしい。)そして現に、建物の内装設計案が提示されている。これが傑作だった。250人×4フロアの大部屋だったからだ。はじめてこの設計案を見たとき、私は食堂でも作るのかと思った。

この設計者は、稼働率をどれほどだと見積もっているのだろうか。田舎の高速道路のようにならないか心配である。また、大部屋だから責任の所在がはっきりせず、利用者マナーが悪化するだろう。さらに、夜間は利用不可能にするらしい。個別研究室の利点は夜間使用にある(図書館が夜間に開くようになったことは、夜間利用の需要の高さを示している)ので、夜に使えない研究室は使い勝手が悪い。端的に言えば、税金の無駄遣いだ。

同じフロアなら、フィットネスクラブを作ることを推奨したい。運動不足の院生にはもってこいだろう。


2002/5/20
LinuxでL2 Slot用G3 CardでのL2 Cacheをonにする

VineLinux/PPCでのサーバーに使っているハードウェアは、Performa 6420だ。こちらの2次キャッシュスロットに、インタウェアのG3カード「Booster 64・54/240」を刺している。

G3カードのバックサイドキャッシュを有効にするには、PowerLogixのG3/G4 Cache Profilerを使って適切な設定をし、その設定をBootXから有効にするという方法をWebで見かける。(たとえばStefan Jeglinski氏による解説。)しかしながら、CPUカードをL2スロットに刺すことが特殊なためか、$cat /proc/sys/kernel/l2crすると「disabled」の文字が見える。果たして、L2キャッシュは効いているのだろうか。

結局、対処法がわからないまま1月ほど放っておいた。先日、ようやく関連するファイルをWebで見つけることができた。Michel Lanners氏による「G3 Upgrade for the 7600」、Ed Jaeger氏によるMac-On-Linux General メーリングリストへの投稿「Re: mac start up」、及川隆一氏によるlinuxppc-jpメーリングリストへの投稿「Tape boot for an OldWorld machine.」を参考にした。

結論から先に書くと、私の計算機でL2キャッシュをオンにするには#echo '0xa9200016' > /proc/sys/kernel/l2crとし、オフにするには#echo 0 > /proc/sys/kernel/l2crとする。ここで、「0xa9200016」の部分は機械によって異なるらしく、下手に設定するとフリーズを招くそうだ。実をいうと、/proc/cpuinfoをみるとl2cr override : 0x29000000とあるので、「0xa9200000」ではないかと思われたのだが、この数字を入れてnbehchにかけると結果が2割以上悪くなってしまった。

恥ずかしいような数字ではあるが、nbenchによるベンチマーク結果を下に記す。ちなみに、基準(1.000)はK6-2の233MHzらしい。

                      G3/240(40MHz*6)
                      L2 on    L2off    G4/400
-----------------------------------------------
MEMORY INDEX        : 1.188    0.948    1.985
INTEGER INDEX       : 1.449    1.426    2.399
FLOATING-POINT INDEX: 1.525    1.084    3.011

2002/5/19
日付がほしい

html文書に日付を記しておくと、閲覧者には便利だ。タイムスタンプは、ファイルの複製で変わってしまうことがある。総じて、UNIXツールを解説する個人サイトの文書には更新日が明記されていることが多いようだ。

2002/5/18
早川先生の授業

教職課程を履修するようになったので、いろいろな教官の授業を覗かせていただいている。そのなかでもとりわけ上手なのは統計の早川先生で、名人芸の感がある。鐘が鳴ったと同時に講義を開始し、無駄な時間がほとんどない。構成はよく練られており、ひとつの理論の紹介のあとには簡単な応用例が必ずつづく。個別的な分布の紹介は隠しているところも立派な教育的配慮だと思う。

2002/5/17
PDFのリンク

本文のうちURLの部分が青くなっていて、クリックすると自動的にブラウザーが起動してページが表示される――たいていのメーラーがこの機能を備えている。WZ Mailも例外ではない。便利に使わせていただいている。

ただ、リンク先がPDFファイルのときが困る。仮に「http://asg.bqj.com/element.pdf」が存在するとして、これをクリックするとAcrobatが起動するのだが、このときInternet Explorerの内部にPDFが表示される。これが困る。というのも、IE内部に表示された場合PDFを別名で保存する方法がわからないためだ。

簡単な解決策としては、〈ファイル〉-〈環境設定〉-〈一般...〉で、「Webブラウザに組み込み」をオフにすればよい。こうすると、PDFファイルをダウンロードするようになる。しかし別解として、「リンク先を保存する」マクロがあると便利だろう。外部でwgetを起動させればよい。

2002/5/16
メールが到着しない――その考察

5月に入ってから、nabesin@mercury.ne.jpあてのメールが@niftyのアカウントに1通も転送されなくなった。連休の終盤に事態に気がつき確認したところ、私が卒業したと考えた如水会がメール転送サービスを打ち切っていたことが判明した。そのあいだのメールは保存されず、取り戻す手だてはない。以上がおおかたの流れだ。

私の落ち度は、如水会に進学の事実を伝えなかったことだろう。個々人の進路を会が把握している理由はないのだから、こちらから積極的に伝えるべきだった。ただ、できれば如水会も以下の処理をしていただけると、メールの損失という状況には陥らなかっただろう。

まず、有効期限が切れる前にメールでその旨を伝達するほうがよい。同窓会のサイトになどアクセスしないものだ。次に、有効期限が切れたときには、アカウントを抹消してしまったほうがよい。今回の事態では、メールの送信者に対して不達のメールが届かなかった。これは好ましくない。メール送信者は私の返信が3日以内になされることを経験的に知っているから、何日も返信がないと不審に思うだろう。商売で使っている者なら信用に関わる。

私自身は、mercuryのメールアドレスが気に入っていた。第一に、nabesinという名前でとれていること。第二に、アットマーク以降が憶えやすいこと、第三に、jpドメインであること。野村総研(かつての野村コンピュータか?)の機械を使っているようで、信頼性もそう低くないと思っていた。

だが今回の件で、転送メールに頼る危険を感ぜざるをえなかった。転送メールを使う場合、どちらか一方のメールサーバーに問題が生じるとメールが配送されなくなるわけで、それぞれの故障が独立に発生すると考えても不達率は増加する。転送メールでないメールアドレスを確保しておくことを検討しはじめた。

とりあえず、@niftyのセカンドメールというサービスを利用してみることにする。月額200円で、好きなメールアカウントを登録することができる。私は使わないが、Webメール機能もある。幸いnabesinが空いていたので、1件登録した。現在、どのように移行しようか検討しているところだ。

2002/5/15
「社長」と歩く神田

高校のときの友人で「社長」というニックネームをもつH氏からメールがとどく。京大から筑波大に移ってきたとのこと。せっかく関東地方にいらっしゃったということで、こどもの日に御茶ノ水で待ち合わせた。

それまで筑波という地名を耳にしたことはあったものの、その位置は知らなかったので、マピオンで検索してみる。遠い。国立・筑波間は、大阪市から滋賀県の石山あたりまであるのではないか。

氏の専攻はアサガオのナンチャラカンチャラ(聞いたが私には理解できなかった)で、これまでよりも遺伝子に近い部分で研究を進めたいがために筑波に移ったそうだ。この日都心まで出てきたのは、本が目的だ。驚くべきことに、筑波大には大学生協がないのだという。

氏はとある洋書を探していたようだが、そんな専門書は神田にもないからamazon.co.jpで買ったほうが早いと進言しつつ、とりあえず古書街を歩く。が、連休のため古書店の多くは閉まっていた。迂闊だったと反省する。しかたなく、書泉グランデと三省堂へ足を運ぶ。

生物の博士課程の人はこのような本を読むのか――と、三省堂の生物学コーナーをまわって興味深く思った。それにしても、バイオの書籍はずいぶん多い。しかもカラフルだ。「Cell」と大きく書かれた洋書の第4版があって、これは生物をやる人間なら誰もがもっているとH氏は注釈していたのだが、素人の私でも手にとりたくなるほど色鮮やかで美しい。

こちらはこれといった用もなかったのだが、母の日の贈り物にちょうどよい書籍を見つけた。このまえ帰省したときに、母は鳥の図鑑を処分してしまったことを後悔していたので、かわりのものがあればと思っていた。杉坂学ほか『色と大きさでわかる野鳥観察図鑑――日本で見られる340種へのアプローチ』(2002年、成美堂出版)は、鳥の収録数こそ類書に譲るものの、検索にくふうがこらされている。たとえば大きさから調べるときも、スズメやハトといった身近な鳥を基準として、それらとの比較から検索するようになっている。レイアウトも、見開き構成で見やすい。

神田での用件はひととおりすんだので、その足で秋葉原に行くことになった。

2002/5/14
LinuxでCD-R

PowerMac G4 400/PCIはLinuxボックスとして、主にWindows機の控えを収納するのに利用している。Sambaのおかげでこの目的は十分に達成されているものの、こんどは「控えの控え」をとるのが問題となる。いまはFATフォーマットのMOディスクに保存しているが、手軽さを考えるとCD-Rに保存したい。

ZDNet Helpdeskを探してみると、「CD-R/RWメディアに書き込みをしたい」(コマンドライン編X Window編)が見つかるので、それに従う。xcdroastはメニューが日本語になっているので、操作が楽だ。

2002/5/13
CD-Rに悩む人たち

The COLT-T's webcoms」に出会った。このサイトでは、良質な音楽CD-Rを作成するためのノウハウを紹介している。CDからCDへの複製ではまったく同一のものが作られる――というのは理想論で、現実にはアナログ回路やCD-Rの品質によって音質が変化するのがふつうだ。

この筆者が嘆いているのは、昨今のCD-Rメディアの低品質化だ。1枚あたり数十円という値段で販売されているCD-Rの多くに造りの不手際さが見られるという。私自身はまともな音響機器を所持していていないので音質云々は確認できないのだが、キーボードで似たような経験をしているので「さもありなん」とは思う。その他、「CD-Rの杜」「CD-R実験室」。

2002/5/12
Sambaの更新

VineLinux/PPCを2.5にしてから、Samba 2.0.10の挙動が少し不可解だった。Windowsのデスクトップに配置しているショートカットをクリックしたとき、はじめの数回は応答しない。net useでも同様の結果が出る。ところが、4〜5回目になるとまちがいなく応答する。たいして支障はないのだが、とりあえず不愉快だ。

そろそろ2.2でもよさそうに思えるので、2.2.2のSRPMパッケージをダウンロードしてインストールする。いつも感じるのだが、なんの障害もなくppc用のrpmができるのに感心する。ありがたいものだ。設定ファイルが/etcではなく/etc/samba配下だったのに気がつかず、しばらく悩んだ。何度かLinuxボックスを再起動し、正常に動作することを確認した。もっとも、それでも「はじめの数回は応答しない」現象は再現できてしまう。

Samba 2.2はドメインコントロールに正式対応している――と書いてみたものの、ドメインについてよくわからないのだが……。ドメイン登録されている計算機からサーバーへはパスワード入力不要で入れるという話をちらと聞いたことがあり、便利そうだなあと思っている。もっとも単にパスワード入力が面倒なだけなら、net use \\dokosoko ****; explorer \\dokosokoというバッチファイルを作っておけばいい話かもしれない。

追記020513:ひょっとして、daemonが立ち上がっていなかっただけかもしれない。不可解なのは私のほうか。

2002/5/11
メールが到着しない――そのいきさつ

連休も終盤を向かえようとしていたころ、5月になってから@niftyのアカウントにメールが1通も届いていないことに気がついた。@niftyのメールアドレスは憶えにくく、誰にも教えていない。もっぱら如水会(大学の同窓会)のメール転送サービスの転送先として利用していた。転送メールのアドレスは、このページにも記してあるとおりnabesin@mercury.ne.jpだ。

如水会のメール転送サービスは、学生のあいだは全学生が無料で利用できる。しかし、大学を卒業すると、如水会の会費を支払わなければ利用できなくなる。会費は基本的に年間6000円だ。年6000円の転送メールというと高い印象を受ける。ところがこれを月500円と換算しなおすと、それほどでもない気がしてくるから不思議だ。

そのメール転送が、5月に入ってから行なわれていないのではないか――私はそう考えた。大学院に進学した私は現在もまだ学生でいるが、そのことを如水会が知る理由はない。同サイトで確認してみたところ、そもそも大学院進学者のことなど念頭にないようだ。

試みに@niftyのメールアドレスに直接メールを送ってみる。こちらは1分ほどで届く。少なくとも@niftyの問題ではない。次に、mercury.ne.jpに送ってみる。1時間経ってもメールがこない。T氏に連絡して、テストメールを投げてもらう。こない。以上で、mercury側の問題であることが確認できた。

同サイトには「本年卒業の方へ」として、「如水会へ入会手続をされた方のみのご利用となります」とある。おそらく1カ月の猶予期間を儲けておいて、5/1未明からアカウントを消去したのではないかと思われた。そこで、大学院のメールアドレスを使って、転送サービスを新規登録しようとした。すると、nabesinはすでに使用されている、というエラーが表示される。どうやら、アカウントは有効のようだ。T氏のところにも私のところにも、不達の案内はきていない。

ここまできて、以下の状況が推測できた。まず、10days.orgは、発信者から私宛のメールを受けとっている。しかし、そのメールをniftyのアカウントに転送するところにストップがかかっている。それなら、行き先をniftyではなく別のアドレスにすればいいのではないか。そう気がついて、転送先メールアドレスの設定を変更してみると、それ以降のメールは正しく配信される。しかも、転送先を再びniftyに戻しても、通常どおりメールが届くようになった。ロックが解除されたらしい。

その後、如水会の方にメールで連絡をし、連休明けを待って事務に電話をかけた。結果、(1)5月1日〜5月6日までのメールは失われていて、取り戻す手段はないこと、(2)メール発信者に不達のメッセージは届かないことが判明した。ただし、その間に送信されたメールの発信者のアドレスは残っていたのが幸いだった。如水会の方は(2)の件に関して不達のメッセージを手動で送ることもできると申し出てくださったが、メールアドレスから内容が推測できるためお断わりした。5月7日以降は、通常どおり使えている。のちに、この件に関する考察を記したい。


2002/5/10
「冷徹」の意味

教職の授業に出ていて、「教師に求められるもの」というところで「冷徹さ」だと答えたのだが、周囲の1年生がこの単語の意味を理解していないようだった。「冷静で、物事の根本まで深く鋭く見通している・こと(さま)」(『大辞林』)という意味で使ったのだが、「冷血」と勘違いしているらしい。以後、使用には気をつけよう。

2002/5/9
簡素な所得税

所得税を簡素にしたいという発言から、より税率をフラットにしたいという意図を感じないでもない。しかしそれだと直接税の意味があまりない。簡素の意味を問い直して、ロジスティック方程式1本で表わされた所得税率は十分に簡素だと主張できないだろうか。

2002/5/8
ゴマスリーナ

あれはまだ中学生のころだと思う。京阪電車の車内広告で、「ゴマスリーナ」という変な缶ジュースが載っていた。あらゆる人あいてにゴマをすれ――というテーマで、なかなか印象深かった。東京に来てからこのジュースの話題を複数の人に持ち出してみたのだが、大阪出身の者を含め誰の記憶にも残っていない。私がその広告を見たのも数回だけだったので、同製品は短命だったようだ。

そうして記憶の奥底に沈んでいたところに、ついに「ゴマスリーナ」の写真に出くわした。「歌って笑ってドンドコドン」の左側に出ている缶ジュースがそれである。いかにも短命に終わりそうな写真に出会うことができて、たいへん嬉しい。飲みたいとは思わないが。

2002/5/7
転送速度計測

ふと気になって、ノートPCのEthernetチップの転送速度が知りたくなった。c:\usrフォルダーをzip圧縮すると106MBの単一ファイルになったので、Linuxボックス(PowerMac G4 400/PCIにVineLinux/PPC 2.5が入っている)にコピーしてみる。操作はすべてWindows側で行なう。

結果、Windows→Linuxは21秒、Linux→Windowsは22秒という値が出た。およそ5MB/secだから、40Mbpsになる。良いのか悪いのかの判定はおくとして、とりあえず10Mbps以上は出ていたので安堵する。ちなみに、同じファイルを別パーティションにコピーするのにかかる時間は55秒、同一パーティション内での複製には36秒かかる。わが家では、LAN経由のほうが高速のようだ。

2002/5/6
タブ型ブラウザーの感触

Sleipnir」というソフトウェアを試してみた。IEを基底にしたタブ型のブラウザーだ。たとえば、Ctrl+Hで前文字消去が行なえるURL欄や、縦に配置できるツールバー、最近閉じたページを一覧する機能などが優れている。操作の細かい部分にまで配慮がいきとどいたソフトウェアだ。

だが、私は根本的にタブ型の操作になじめないようだ。もともと使ってきたMacがそうだったためか、SDIかMDIかの選択を迫られれば躊躇なくSDIを選ぶ。(SDI、MDIについては「Microsoft Windows ユーザー エクスペリエンス FAQ」を参照。)実のところ、Sleipnirがタブ型でさえなければ――と感じるのだが、それはできない相談だろう。

手元のInternet Explorer 5.01sp2(Windows版)では、Ctrl+Wで窓を消すことができる。Alt+F4よりも手が届きやすい。SleipnirとIEとをまちがえて使って偶然気がついた。それから、Alt+GでGooleツールバーの検索欄にポインターが移動する。

2002/5/5
ふつうの発音とは何か

4月19日『朝日新聞』夕刊の「巨泉の有閑悠閑」に、以下の記述がある。(傍点をボールドに変更している。)

毎朝TBSを見ていたが、相変わらず固有名詞の発音が気になる。故石井アナのあとをついだ松下君も同じく「ーガスタ」と言っている。オースタが正しい発音だから、普通に言えば近いのに、何故気どって?にアクセントを置くのか。別に英語らしくシントンと言わなくても良いが、ニューヨークをわざわざニューヨークとは言うまい。

「オーガスタ」という単語を「普通」にいうと「オースタ」に近くなるだろうか。コードレス・カーニバル・ブーメラン・シーベルトなどの単語は、(私が)ふつうにいうと先頭を高く発音する。ホームラン・ユーラシアのような型ばかりではあるまい。ニューヨークの先頭にアクセントがこないのは、ソーセージと同じ型だからだろう。

検索して見つかった「吟詠の為のボイストレーニング」。

2002/5/4
デスクトップPCの基準

かつて据え置き型のパソコンに求めていた条件は、何より小型であることだった。MacintoshでいえばIIsiとかLCとか61xとかUMAX Apus 2000といった機械に愛着を感じていた。愛着という点では今も変わらないのだが、もう少し実用的な見地からするとミニタワー型のほうがよいと考えるようになった。

些細な点からいうと、小型のPCでは熱対策が厳しくなる。いきおいファンに頼らなくてはならなくなるのと、そのファンも小型で回転数が多いものとなるので、静かさとは両立しづらい。ミニタワーていどの大きさがあれば、ファンなしでもやれるだろう。

そして今ごろになって理解したのが、ハードディスクが1台しか搭載できない計算機は不便だという点である。いろいろな場所でいろいろなPCの環境移行を手伝っていると、ハードディスクが複数台設置できるミニタワーの計算機のほうが扱いやすいことが明確にわかる。控えをとるときも同様だ。

PowerMac G4/400 PCIを買った当初は、Apus 2000との大きさの違いに不満があった。しかし今となっては、3.5インチのディスクが複数搭載できることに助けられている。現在、PC/AT互換機の箱としてはASUS Terminatorに注目している。

2002/5/3
運転技術

私はふだん車に乗らないので、たまに乗ると車酔いする。ところが、酔わない車もある。私は酔う・酔わないの原因を専ら車の性能に求めていたのだが、そうではなくて運転技術の良し悪しに大きく依存するらしい。早い話、上手な人の運転では酔わない。(今ごろ気がつくなんて、かなり遅いのだろう。)

伯父の運転がそうだった。運転免許を持っていない素人の身でも、伯父の運転技術がすさまじく上等であることがわかる。無駄な加速・減速がないので速度計の針は静止しているのに近く、ゆれもほとんどない。自動車の運転免許には特殊自動車を含めいろいろあるそうだが、それを全部もっているというほどの車好きだけのことはある。

2002/5/2
タンポポの色

荒尾(熊本県)に行って驚いたことに、タンポポが白かったことがある。そのあと三瀬川(山口県)に寄ったときにも、白いタンポポを見かけた。タンポポには日本のタンポポとセイヨウタンポポの2種類しかなく、いずれも黄色いものだとばかり思っていた。

思い出したので調べてみると、西日本で見たのはシロバナタンポポ総合ガーデニングサイト)という種類のようだ。在来のタンポポも、カントウタンポポ、カンサイタンポポ、エゾタンポポなど複数の種類があるという。また、タンポポが無性生殖だというのは「絶滅の危機にある動植物たち」を読んで初めて知った。

2002/5/1
元気?

「元気」のかげにかくれて、「達者」という言葉が使用されなくなってきている。わりと好きな単語ではあるのだけれど。