2002/1/31
MMFを大誤解

日興アセットマネジメントやUFJパートナーズ投信などのMMFが元本割れを起こすまで、実は私は日本のMMFについて大きな誤解をしていた。MMFは米国でいうMoney Market Mutual Fundだと思っていたのに、実際はMoney Management Fundという別物だった。私の金融制度の知識は、3年生のときに読んだFinancial Markets and Institutionsという教科書に依存しているので、知識が米国に偏っている点は否めないのだが……。

2002/1/30
銀婚式に

きょうは両親の結婚25周年、すなわち銀婚式だ。銀婚式には銀製品を贈るそうだが、銀食器は家では使わないし、宝飾品は父はしない。私も妹も学生の身分なのだから、身分相応の品を贈るであるべきだと思う。選定に悩んでいた。

耳かきを思いついたのは、数週間前のことだ。インターネットで検索してみると、わりと種類が豊富にある。妹と相談して1点を選び、注文。実家に送付する。いまごろ届いているはずだ。銀婚式への贈り物に悩んでいる人がいたら、耳かきを検討してみていただきたい。

2002/1/29
商用フォントの完成度

だいぶ前に考えていたのに、書くのを忘れていた。半年ほど前に鳥海さんのお話を聞きにいったときのことだ。游明朝はすでにできているものの細かい調整にあと数年かかるとおっしゃっているのを耳にして、商用フォントに求められている完成度の高さを痛感した。

これが単にパソコンでしか使わないソフトウェアだったとしたら、もっと粗い段階で公開してしまって、更新料で資金をまかなうだろう。游明朝はタイプセッターへの組み込みが前提とされているのかもしれないが、いずれ出力機側に書体をもたせないことが当たり前になったときには、更新料で稼ぐことがあってもよいと思う。従属英数フォントを改良した「ヒラギノ明朝体Pro W3 Ver1.5」などが出るのは、わりといいことではないだろうか。発売時の価格を低く抑えておけば、そのぶん利用者の裾が広がりそうだ。

2002/1/28
「年功序列」という名の福祉制度

日本型雇用の特徴は終身雇用と年功序列にあるとされる。(それに加えて、企業別組合を挙げることもあるらしい。)このうち終身雇用には、従業員の将来不安を除去して会社への忠誠心を高めるという企業側にとっての利点があるだけでなく、それが安定した消費活動を生むという社会全体にとっての利益もある。しかし、若年層の給与を低く抑えて中高年に手厚い待遇をほどこす年功序列が日本社会にどのような影響をもたらしたのか、私にはよくわかっていなかった。

考えるきっかけを与えてくれたのは、たまたま見物した講義だった。石油危機が現代日本社会に与えた影響を論じたもので、日本型雇用が社会に浸透したのは高度成長期ではなく、石油危機後であるという。エネルギー価格の高騰によって日本の産業構造は軽薄短小なものへと転換を迫られ、人員削減による労働者の抵抗に対しては連合を懐柔する手をとった。その突き進んだ先が80年代であり、欧州を福祉国家、米英を新自由主義国家とするならば、日本は企業国家であると教官(名称不明)は結論づけた。ここで「福祉」と「企業」という単語がいっぺんに出てきたので、年功序列の社会にとっての意義がわかるようになった。それは一種の福祉制度なのだ。

日本の公的な福祉制度は、わりと貧弱である。(貧弱なぶん国民負担率もかなり低い。)たとえば家計に占める教育費の高さは、奨学金の貧困さをよく表わしている。それでも親が子供たちに高等教育をほどこすことができるのは、年功序列のおかげではないだろうか。若い時期の給与を抑えておくことで、実際に必要となったときに資金が得られるような仕組みになっている。ちょうど、賦課方式の年金と同じようなものだ。年功序列があったからこそ、低い福祉水準でも社会が維持できたのかもしれない。

雇用の流動化によって終身雇用も年功序列も失われるだろうから、教育福祉の充実は必須だと思われる。しかし、日本育英会の存続も危ういことを考えると、むしろ逆の方向に向かっていると判断したほうがよい。このままでは、高等教育機関は再び坊ちゃん・嬢ちゃんの社交場と化してしまうだろう。

2002/1/27
ロフトベッド

家が狭くて物の置き場に難儀していると話したら、ロフトベッドを導入してみてはどうかと勧められた。六畳一間の木造アパートのわりに、天井までの高さは240cmほどある。ふとん生活が嫌いではまったくないし、むしろ好きなほうだが、ロフトベッドなら下に物が置けるので手狭にはならないだろう。よい案だと考えた。

妹の前の住居がロフト付きだったので、具合を聞いてみた。すると、「夏は暑い」との返事が返ってきた。暖かい空気が上にたまるからだそうだ。寝苦しかったという。わが家も2階建ての2階で、おまけに南向きの部屋だから、冷房を入れないと夏の室温は36℃を超える。ロフトベッド導入案は、再検討を迫られた。

2002/1/26
電力不足と研究室環境

どこで見たのだったか、事務局からの知らせで大学構内の電力が逼迫しているという内容の紙が貼ってあった。特に、近年になって開発が進んだ東キャンパスの消費電力が大きく伸びたという。ここ6年で建物を3つ建てたのだから、当然といえば当然だろう。そのうち寮もできるから、契約の改定は避けられまい。

西キャンパスも、消費電力の増大は起こっている。たとえば大学院生の共同研究室に使われている第二研究棟では、電圧降下が生じていて90V台になることもあるという。たしかに、建物を設計した当初は、計算機が個人のものになるとは考えられなかっただろう。さらに、Pentium 4だとかAthlonなどの大発熱CPUやレーザープリンターが追い打ちをかけているようだ。

ここで理科系の方のために説明が必要かもしれぬ。文科系大学すべてかどうかは不明だが少なくとも一橋大では、ある先生の研究室に学生みんなで机を並べる――というような学習環境ではない。学部生には机などなく、ゼミ(セミナー、研究会)も研究室では行なわれない。しかしさすがに大学院だとそうではなく、共同研究室なる6人部屋がある。

大学に入りたてのころは、この共同研究室は羨望の的だった。何しろ、インターネット常時接続環境だったからだ。さらに、1台1台にグローバルIPアドレスが割り振られていた。大学院内でサーバーを立てている人もいた。ひとかたならぬ世話になっている方々にお会いできたのも、この共同研究室だった。

この研究室は文系大学としては画期的なものらしいのだが、その魅力も最近ではかげりが生じてきたようだ。IPアドレスはプライベートになり、常時接続は家庭でも実現できる。(学情経由よりも商用ISPのほうが接続が速い。)JSTORやCISのような学内制限つきのサイトは、sshでポート転送して見ればよい。机は狭いし蛍光灯は暗いから、勉強に向いた環境とはあまり思えない。もっとも、家が大学から遠い人にとっては有用だろう。

2002/1/25
IE 6の整頓機能

Internet Explorer 6(Windows版)をインストールすると、デスクトップに開きっぱなしにしておいたフォルダーが、再ログオンした際に勝手に閉じられてしまうことがあるそうだ。指導教官からこの話を聞いたときには、その機械だけに起こる現象かと思っていたのだが、最近Kさん(Windows 2000使用)からも同じ話を聞いたので、わりと一般的なことなのだろう。IE6の設計者はきれい好きなのだろうか。なお、Windows XPには「ログオフ時の配置を保存」するオプションがあると聞いた。

私自身は、「IE6とType1印刷」で書いた問題のため、いまだにIE 5.02SP2を使っている。

2002/1/24
「最古」の日本人

そういえば池先生がこのまえの講義で、「日本人」という記述がはじめて登場する公的な文書は1635年の第3鎖国令(日本人の海外渡航、帰国の禁止)だと言っていた。わりと早いのだなあ。

2002/1/23
高橋是清の経済手腕

何かの講義の提出課題で、中村政則『昭和の歴史2』(小学館)を読んで井上準之助・高橋是清両名が昭和恐慌期にとった経済政策について現代的観点から自由に論ぜよ、というものがあった。両者は昭和期の大蔵大臣で、浜口雄幸内閣のもとでの井上準之助は金本位制復帰のために金輸出の解禁を行なったが、それにともなうデフレ政策と折からの世界恐慌の影響を受け、日本経済を悪化させた。その次の犬養毅内閣のもとで、高橋是清は金輸出を再禁止して管理通貨制度へと移行させ、積極的な財政政策を行なうことで恐慌からの脱却を果たした。

上のような知識は、高校の日本史で習うことだ。前掲書も、大学受験のときに読んでいらい手にしていなかった。人にもよるのかもしれないが、大学受験時に読んだ本や参考書を読むのは、私はあまり好きではない。大学の数学で2次方程式の判別式を使うときに似た、なんだか嫌な感じがする。そのため、同書を読むのは気が引けていた。読まないまま書こうかと思ったほどだ。通説的な内容を書くのであれば、同書は必要ない。高橋是清の積極的な財政政策は有効需要の理論を先取りするものだった、という筋書きですむ。

しかし、締め切り6時間前になって押し入れから本を取り出し、手にとって見てみると、当時は気がつかなかった意外な発見がある。特に、理論家としてではなく、実務家としての高橋是清の手腕がすぐれていたことは、私の頭から抜け落ちていた。

たとえば金輸出再禁止の手法である。単に金本位制を廃止するなら、緊急勅令を出して兌換停止を宣言すればよい。そう進言した者もいた。ところが高橋のとった方法は、そうではなかった。兌換を許可制にすることで、実質的な停止をはかっている。あくまでも建前では金本位制を維持しているのだ。当時、金本位制に対する信頼は絶対であった。国会答弁を見るに、おそらく高橋は金本位制の欠陥を知っていただろう。だが、従来の理論とうまく接続ができるように、あえてこうした回りくどい方法をとったと想像する。

2002/1/22
WebSTARを使う

Yahoo! オークションで、WebSTAR 2.0.1Jを手に入れる。田中求之さんの「WebSTAR Chronicle」によれば、WebSTARは元のMacHTTPから高速化や多機能化がはかられている。特に、(a)Open Transportネイティブであること、(b)動的キャッシュがはたらくことによる高速化を期待した。

共同研究室のMacにインストールして試してみた。たしかに反応がよくなっている。ただ、動的キャッシュをオンにしていると、ファイルを更新してもそれが反映されなくなってしまう。更新日時などを見て適切に処理してくれとよいのだが、すでに開発が終了しているので文句を言ってもはじまらない。標準でオフなので、こちらでもオフにしておこう。

2002/1/21
遠吠えを聞く

近所のスーパーからの帰り道、いつもより1本南側の通りを歩いていると、小学校から定時のチャイム音が流れてきた。それから数秒して、ある家の犬が遠吠えをはじめた。この犬は、毎日チャイムに合わせて遠吠えしているのだろうか。


2002/1/20
Tさん談話

Tさんと新宿で昼ご飯を食す。Tさんの話には、こちらが思いもつかない発想があるので、聞いていてまことに楽しい。以下に、話題を2点に絞って掲載する。

三月危機説については、特に何も起こらないのではないかという。報道ではあまり報じられないが、ワールドカップの政治性は小さくない。これが成功裏に収まるまでは、政界も経済界も大きく動かないのではないか、との話。

東アジアや東南アジアでの共同体について、ではその地域で多くの人々に尊敬されるような人物が挙げられるかというと、かなり難しいということ。ヨーロッパだと科学・芸術・宗教方面で偉大な人物がいるのだが、たとえば日本・韓国・中国の各国民に慕われている人物となると、孔子くらいしか思い浮かべることができない。

2002/1/19
ホンネ>タテマエの世間で

Yomiuri On-Lineの記事に、「『日本人は法に対する信頼低い』国際比較調査で判明」というものがあった。そこでは、日本人の法意識を「法に対する信頼は低いが、決して訴訟嫌いではない」と表現している。

注意すべきは、これが意識調査である点だ。自分の述べた「望ましい」とする行動を実際に回答者がとるかというと、それはまた別問題である。金銭問題の揉め事で「裁判を望ましいとする割合が米国で最も低く」というのは、単なるタテマエにすぎないかもしれない。あなたはどう思うか、とは別に、「人々はどう思うか」との設問も混ぜていれば、興味深い結果が得られただろう。

中学校の時分か高校の時分か、国語や英語の教科書なり問題集なりで、日本文化にはタテマエとホンネとがあり、さぞそれが悪いことであるかのように教わった記憶がある。私にとっては、沖縄での米兵による婦女暴行事件を「幸いになる事件かも」とコメントした木村太郎氏の例のようなホンネ丸出しのほうがカナワン。日曜午前の討論番組においてホンネばかりをいう国会議員や評論家の発言を耳にすると、それで信頼が勝ちえるものなのか疑問に感ずる。

アフガニスタンに空襲をつづける米国の政治家や報道官は、首尾一貫してタテマエを唱えつづけている。その厚顔さは、ある意味感心すべきことだ。

2002/1/18
史上最低の「親指シフトモデル」か

富士通が、小型ノートPCシリーズの「LOOX」に親指シフトモデルを加えた。(参考:PC Watchによる記事。)高校2年のときにDboard SE+pineappleを使いはじめて以来、親指シフトキーボードを使っている。LOOXほどの小型な計算機は使いこなせないものの、同キーボード配列の機械が出ること自体が稀なことなので、素直に喜びたいところだ。

ところが、キーボード配列の写真を見て驚いた。ほんらい一続きになっているべき両親指キーが、空白をあいだに挟んで分かれている。大ざっぱに述べれば、JISキーボードに親指シフト配列の刻印をしただけだ。いったん配列を覚えてしまった者にとって、キーの刻印など不要である。単なる「疑似親指シフト」が実現したいなら、いま私が使っている日立FLORA 220FXに親指ひゅんQを入れたほうが、よほど入力しやすいのではないかと思う。

JIS配列をオプション、親指シフト配列を標準とするなどして、仮にこの配列のモデルが広く店頭に出まわることがあれば、それは親指シフトの裾を広げることになって望ましいだろう。しかし現実には、親指シフトモデルは富士通専門店の片隅に展示されるだけにとどまろう。つまり、宣伝効果も期待できない。このような製品が出るというのは、富士通の現在を反映しているのだろうか。

2002/1/17
四つ折り千円札

郵便局のATMでは、「30千円」と入力すると千円札が30枚、計3万円が出てくる。少額の商品を買って一万円札を出すのは気が引けるので、毎月そうしている。

先月20日すぎに帰省費用をまかなうため緊急に引き出したときには、新券(ぴん札)が半分以上を占めていた。今月は、新券をはじめて折ったようなものが目立つ。元四つ折りだったものもあれば、元三つ折りだったのだろうと想像できるものもある。誰かがお年玉を貯金したのだろう。

2002/1/16
加湿器と湿度

うちに置いてある加湿器は象印製で、立川ビックカメラの開店記念の際に安かったから買ったものだ。加湿方式にも複数あるということなど知らなかったので、いい加減に選んだ。「徹底検証!加湿器をどう選ぶ?」や「生活型録――加湿器」にあるとおり加湿器にはスチーム式・気化式・超音波式に大別される。うちにあるのはスチーム式だ。スチーム式はいわば沸騰しっぱなしの電気ポットで、消費電力が高いものの暖房効果がある。日本で加湿器を使うのは冬だから、この方式は日本に合っているのではなかろうか。(カリフォルニア州では主に夏に使用するらしい。そのような場所でスチーム式を使うのはたまらないだろう。)

空調はガスエアコンなので、暖房の立ち上がりは早く、能力も高い。FF式なので換気の必要もない――といいことずくめだが、湿度が低くなる。40%を下回ることがざらにあるので加湿器を導入したものだが、木造アパートの気密性は高くないのか湿度は50%にいけばいいところである。(ただいま45%。)

湿度といえば、「葉巻保管実践編」でおもしろい記述を見つけた。「密閉空間に水で湿らせた食塩を置くと湿度は75%になる」という。これは本当なのだろうか。ちなみに著者はそれを利用して、湿度計の精度を試している。

2002/1/15
文庫本の数学書

吉田武『オイラーの贈物――人類の至宝e=-1を学ぶ』(2001年、ちくま学芸文庫、元版1993年)が出ているのを知った。腰巻きの宣伝文句によれば、日本で数学書で文庫化されるのは同書が初めてだという。そう言われればそうだ。もっとも、新書の数学書は遠山啓『無限と連続』(岩波新書、1952年)など古くからあるが。分厚い本で、じっくり学ぶのにいい。このような書籍を輪読することにすれば、「総合学習の時間」も無駄ではないだろう。

2002/1/14
乾電池のにおい

スイッチを交換しているときにはブレーカーを落としていたので、手元を明るくするためにペンライトを使っていた。ところが、接触が悪いのか点いたり消えたりする。いまこそ「コンタクトZ」(今日の必ずトクする一言)の出番であると思いつき、試す。効果あり。

ところで、ペンライトの中に入っていたのは松下製のアルカリ単三乾電池だった。松下製のアルカリ乾電池には特有のにおいがあると感じる。気のせいだろうか。

2002/1/13
DVD

DVDの「V」が「Versatile(多用途)」だったとは。ootaniさんのサイトを見るまで知らなかった。

2002/1/12
スイッチを交換する

もともと手先が器用なほうではなかったが、ノートPCをばらすていどなら行なえるようになってきた。パソコンはもう満足したので、今度は家電を修理したい気持ちになる。「学研電子ブロック」が本気でほしいのだが。

目下わが家で問題となっているのは、台所のスイッチが柔らかくなって接触が悪化し、ついたり消えたりするようになったことだ。うちでは電球形 蛍光灯を使っているから、接点不良による点滅は蛍光灯の寿命を縮め好ましくない。「電気コンセント」「電気のDIY」で大まかな内容を把握し、松下電工のスイッチを買ってくる。

感電経験があるので、ブレーカーを落とし、ゴム手袋をして臨む。ネジとコードを外すところまではいいのだけれど、新しいスイッチが金具部分に取り付けられない。というか、「JIMBO」と刻印されたこのスイッチには、取り付け金具がない。ひょっとして、松下のスイッチと互換性がないのだろうか。

翌日、立川のビックカメラに足を運んで、「フルカラー埋込取付枠」「フルカラーモダンプレート」を買ってくる。2つで135円。説明書きを見るに、器具は松下電工専用のようだ。今度はうまく取り付けできて、いい具合になった。次は玄関に呼び鈴をつけようかしら。

2002/1/11
カレンダーを買う

生まれてはじめてカレンダーを買った。昨年まではフルベール化粧品のカレンダーを実家から送ってもらって、それを壁にかけていた。今年もそうしようと思っていたのだが、実家にも同社のカレンダーがないそうなので、今年は自分で買うことになった。そして失敗した。

あまり大きいと目障りになるかもしれないと懸念して、買ったのは能率カレンダーのA4判だ。ところがいざ壁にかけてみると、室内用メガネをかけた私の矯正視力では、カレンダーの数字が読めない。もうひとまわり大きいB4判を買うべきだった。


2002/1/10
Suicaのデポジット制

昨年12月29日に、Suicaイオカードの導入によってJR東日本は一時的な収入増となるかもしれないと書いた。そのあとでTさんから教えていただくに、Suicaカードはデポジット制を採用している。たとえばSuicaイオカードを買うときには、1500円+500円のデポジットで2000円の支払いとなる。返却時に返金されるとはいえ、紛失したら戻ってこない。自動改札改造の費用が転嫁されているのではないかと疑いたくなる。

Suicaカードは、定期券として使うぶんには便利なのかもしれない。乗り越し精算が不要になるし、1500円で再発行ができる。しかしSuicaイオカードには、改札を抜けるときにカードを出さなくてよいという利点の反面、(1)デポジット制である、(2)改札通過時にはカードに印字ができないため、残額がすぐには確認できない、といった不便な点もある。

2002/1/9
すべり止めで底上げ

ノートPCの奥にパームレストを置けば底上げができて打鍵しやすくなると1月6日に書いた。しかしながら、ノートPCを取り出すたびにパームレストを置くのは面倒だ。そこで、べつの方法を検討することにした。

アシスト

新宿の東急ハンズで買ってきたのは、すべり止め用のシールというかボタンというか、そんなたぐいのものだ。せっかくデジカメを買ったので、上に写真を掲げる。「アシスト」という商品名で、7.9mmの高さがある。これをPC裏面の奥のほう2箇所に貼れば、ややせり上がるかたちになる。

使ってみた感じでは、もう少し高くして傾斜がついたほうがよい。こんどまた東急ハンズに寄ったときには探してみることにする。購入当初から発生していたグラつき(2000年12月20日の記事を参照)は解消され、その点は気に入っている。

2002/1/8
野菜生活の危機

駅前の西友が閉店したので、ふだん買っていた鍋野菜セットが買えなくなった。包丁で何かをさばく能力がない身にとって、鍋野菜セットの欠如は野菜にありつけないことを意味しかねない。危機感を抱いて近所のスーパーや生協を4件まわってみたものの、見つけることができない。正月には実家で食べまくったため、体重も減量前まで戻ってしまっている。この時期に野菜がとれないのはまずい。

020109追記。近所のスーパーで鍋野菜セットを見つけることができた。前回は午後3時前にぶらついていたが、今回は午前中だったからかもしれぬ。食料品の買い物は午前中にすませようと心に誓った。

2002/1/7
ADSLのお得感

niftyからメールがきた。ADSL料金の引き下げにともなって、いままで適用されていた学割サービスが適用外になるとのこと。全部込みで2980円なのに、さらに学割で引いてはたまらないのだろう。加入した昨年2月末には約5500円で、CATVのm-netに月1万円近く払ってきた身にはずいぶん安価に感じたものだが、それが4000円になり、ついに3000円まで下がってしまった。ありがたいことだ。

もうひとつADSLで私がお得感を抱くのは、「それが電話線を使っている」という点である。あまり電話をかけないので、通話料よりも基本料金の額のほうが大きく、それが過大に感じていた。しかしADSLを利用していれば、基本料金も無駄なく使われているような気になる。合理的な感情ではないものの、そういうお得感もあってADSLが気に入っている。

2002/1/6
パームレストで底上げ

昨年12月25日、「固くシテ上げる」のPC版があればほしいと書いた。が、似たようなものがすでに手元にあることに気がついた。外付けキーボード用に単体で売られているパームレストである。我が家にあるのは1993年に買った古典的な製品で、ジェルなどは入っていない固いものだ。これをPCの奥に置けば、底がせり上がって打鍵しやすくなる。

2002/1/5
福祉国家のはなし

富永健一『社会変動の中の福祉国家――家族の失敗と国家の新しい機能』(中公新書1600、2001年)を読む。理論を論じた第1章、第2章あたりがおもしろい。第3章、4章では主要西側諸国の福祉政策について触れられ、第5章で日本のそれが論じられる。

話の筋道は次のような感じ。親が子を扶養し、親が年老いたら今度は子が扶養する――このような相互の扶養が伝統社会の家族システムだった。ところが核家族化によってその維持が一方的になった。親は子を養育するものの、子は親の世話ができない。そこで、かわりに国家が介入して親の老後を面倒を見るようになる。これが福祉国家であるという。

2002/1/4
カメラで知ったビデオ性能

試し撮りとして、ベランダからの風景を写す。得られたファイルをノートPC(日立FLORA 220FX NP3)で見てみると、あまり芳しくない。黒い部分が、階調表示のようになっている。また、空の青も美しくない。ひょっとしてダメなカメラを選んでしまったのではないかと不安になったが、そのファイルをMacに移してEIZOで見ると、同じ液晶ディスプレイなのに全然ちがう絵になる。どうやら、ノートPCのビデオ性能が高くない(Trident 9525、ビデオメモリ2.5MB)ことがデジタルカメラのファイルによって露呈してしまったようだ。

2002/1/3
江戸時代のミクロデータ

速水融『歴史人口学の世界』(岩波書店、1997年)を読む。独力で発見したのではなく、「wad's 読書メモ」の評価を見て買ったまでだ。概略はそちらで得ることができる。

以前、教養の講義を受講していたときのことだ。革命前のフランス社会に関する話で、農村部の人口データが教区簿冊(Parish Register)からわかることを知った。そのときに個人的に驚いたのは、(1)男女とも婚期が高い(30手前)こと、(2)女性の再婚が多く、彼女らは遺産で優雅な生活を送っていたことだった。著者は、教区簿冊のかわりに宗門改帳を利用することによって、江戸時代の人口ミクロデータを得ることに成功している。正直、ミクロデータがここまでおもしろく利用できるとは知らなかった。

それによれば、江戸時代の農村も、地域差はあるものの婚期はそう早くない。奥羽地方の女子は平均15歳で嫁ぐが、ほかは20歳代、近畿地方は25歳くらいだという。また、時代が下るにつれて近畿型が増えていったそうだ。もうひとつおもしろいのは、都市における死亡年齢分布のデータである。農村部では、乳幼児期を乗り切れば平均余命はわりと長い。ところが都市部は農村にくらべて衛生環境が悪いため、死亡年齢分布が農村よりも高く、かつ水平になっている(p.194)。つまり、「齢をとったから死ぬ、というわけではなくて、いつでも死ぬ」。さらに筆者は、「都市に住んでいる人たちは、いつ死ぬかもわからないという状況で生活していたのです。その人たちが持っている人生観とか死生観は、農村住民の場合と違っていたのではないか」とつなげている。

2002/1/2
デジタルカメラを買う

実家での行動目標のひとつに、電気店の初売りで掘り出し物を見つけることがある。新製品を安く買うなら新宿の量販店がよいが、場末の電気店では型落ち品が捨て値で入手できることがある。昨年、それでiBookを得た人が身近にいたので、今年は私も狙ってみようと思っていた。

果たせるかな、元旦のニノミヤの広告で、オリンパス「C990ZOOM」が17,800円で売られているのを見つける。限定5台。インターネットで調べてみると、(1)媒体がスマートメディアである、(2)液晶が見づらい、という欠点があるようだ。が、(1)についてはPCカードアダプターが安くなったことから、さほど大きな問題ではない。(2)は、この価格からすれば妥協できると判断した。211万画素で光学3倍ズームがあれば、私のような者には十分だろう。

2002/1/1
帰郷

しばらく前から、郷里である大阪府枚方市に帰省している。

家族で散歩に出かける。山之上から山田神社をまわり、星丘を経由して宮之阪に出たあと、中宮の百済王神社まで歩く。参詣ののち禁野のイズミヤに行って、枚方市駅前まで足を運ぶ。途中、天の川を平行に歩いているときに、サギやセキレイを見かける。セキレイの飛ぶようすは、なんともかわいい。ほかにも鳥はいたのだが、名前がわからない。

友だちたちと待ち合わせをして、京都まで行くことにした。四条駅付近にある鶏の料理屋で食す。高いわりに混んでいる。そのあとで八坂神社にお参りをした。知恩院へ行くのを忘れていて、少しばかり後悔する。